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[初心者CBPの教科書Q-12]フォーミュラの説明に悩む。

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フォーミュラの説明関連のお話です。

ボディートークを勉強している方以外の、一般の方への説明のしかたについてまとめました。

私の場合。出てきた項目を都度お話しする。

私は、フォーミュラを出している途中で、項目が出てきたらその都度お伝えしています。



このやり方だと、フォーミュラで出てきた項目をとっかかりに、クライアントさんに、

「ああ、そういえばこういうことが気になっていたなあ。」

とお話ししていただくことができます。



そして、そういったお話は、深掘りしていくと、クライアントさんの核に繋がっていることがよくあります。

(もちろん、「なんでそんな話題が出てくるのだろう?」という項目が出てくることもあります。)



すると、話しているうちに、クライアントさんご自身に、

「ああ、私は本当はこう思っていたんだ。」

「自分では気づいていなかったけれど、こう感じていたんだ。」

と、自分の本音に気づいていただくことができます。



例えば、オリエンテーションで、

「物:冷蔵庫」

と出てきたとします。


「冷蔵庫に関して、最近何か気になることって、あったりしますか?」

と伺うと、

「あーそういえば、冷蔵庫の中を、100均グッズで整理しようと思っていたのですけど。

ずっと手がつけられていなくて、気になったままなのですよね。」

という話が出てくるかもしれません。


そして、そのお話を深掘りしていくと、

「そういえば、おしゃれな家に住みたいって思っていたな。」

「好きなものに囲まれて生きていきたいって思っていたな。」

「そういえば、仕事について悩んでいたけれど、もっとクリエイティブな仕事が良いかも!」

と、スルスルとより深い本音に繋がっていく、ことがよくあります。


気になっていることは、話すだけでも、人に話せた、聞いてもらえた、分かってもらえた、とスッキリしていただくことができます。

普段人との話題に挙がらないような些細な話なら、なおさらです。



「冷蔵庫の中を片付けたいと思っているのに、全然手がつけられていない。」

みたいな話は、友達や職場の人と話しているときに、わざわざ話題に挙げるものでもないと思います。



でも、自分は意外と気になっていたり、とるに足らない話と見せかけて自分の本音に繋がっていたり、話すとものすごくすっきりしたり、ということがたくさんあります。



クライアントさんの願いは、

  • 今抱えている悩みが解消されてほしい。

  • 気分良くなりたい。

です。



後者の、

「気分良くなりたい。」

は、

  • 話を聞いてほしい。

  • 未来に希望を感じたい。

だと思うのです。



本音のより深い部分の話を引き出せれば引き出せるほど、

「話を聞いてもらえた」

という満足感に繋がります。



思考と本音が、より統合するからです。



そして、統合すれば、

「こうしたい」

「ああしたい」

という願望が湧いてきます。



さらに、統合をすることで生命力が戻るので、自然と未来に希望を感じていただくことができます。


施術士としては、

「フォーミュラを分かりやすく説明しなければ。」

と思いがちだと思います。



私も最初はそう感じていました。



でも今は、

「フォーミュラは、クライアントさんの『話を聞いてほしい』『未来に希望を感じたい』に応えるための、とっかかりをくれるツール。」

という感覚になりました。

説明の仕方で気をつけること3つ。

説明のときは、これらに気をつけています。

1.一般的な言葉で話す。ボディートーク用語は使わない。

例1)

×右のふくらはぎの、循環神経伝達のリンパと出てきました。
→○最近、ふくらはぎがむくんでいるなーとか、疲れているなーって、感じることってあったりしますか?



例2)

×活発な記憶と出てきました。
→◯19歳くらいのときって、何かありました?

など。

2.第8チャクラや念など、人を選ぶものはクライアントさんに確認をしてからお話しする。

「輪廻転生とかオーラとか、”そういう”お話ってお好きな方ですか?」

と、比較的一般的な言葉を軽く伝えてみて、クライアントさんが、

「すごく好きです!」

と楽しそうに答えてくださったときのみ、お話しをするようにしています。



少しでも表情がかたまったり、あまり好きではないと言われた場合は、

「いえいえ、この表(プロトコルチャートのポスターなどを指しながら)に『チャクラ』と書いてあるのですけど、そういった話に抵抗がある方はあるので。

そういえばお嫌ではないかな、と思って一応聞いただけです。」

と、少し論点をはずして、話題を終えています。

3.マインドスケープで感じ取ったものは、そのまま話さない。

「もしかして、普段こういう感覚あったりしますか?」

「違ったら全然構わないのですけれど、たまにこういう夢とか見たりしますか?」

とお話ししています。



「なんだか、あなたが森の中にいて、周りが燃えているイメージが見えてきました。」

などと言ってしまったら、

「突然変なことを言い出したな。」

と引かれてしまうと思っています。



例えば、

「普段、周りの人から責められるような感覚ってあったりしますか?」

といったように、一般的な、相手を選ばない言葉で話すよう心がけています。

フォーミュラの説明の仕方の改善方法3つ。

実際に私がしていたフォーミュラの改善方法です。

1.フォーミュラの解説ノートを作り、振り返りをする。

セッションが終わったら、ノートに書いて、どうお伝えしたらもっと良いものになるか、復習をするようにしていました。



ノートを見開きに使います。

そして、左のページにフォーミュラ、右のページに解説を書きます。



例)セルフセッション

▼初期の頃のもので、つたなく、さらに自分の言葉で書いてあるので、なんとなく「こんな感じに書いていたんだな」程度にご覧ください。

左のページにフォーミュラ
右のページに解説

これを積み重ねると、解説がどんどん磨かれていきます。

今までの練習会のフォーミュラを含め、色んなフォーミュラを解説する練習をするのがおすすめです。



また、文章にすることで、着実に表現のレパートリーが増えます。



頭の中でなんとなく、

「次はこう言おう」

と思っているだけだと、次のセッションのときに意外と口から言葉が出てこなかったりします。



言語化して、紙に書くと、思っていることがクリアになります。



そして自然と自分の中に落とし込まれて、次のセッションのときにスムーズに言葉が出てくるようになります。

2.フィードバックをもらう。

ちゃんとセッションができなかったらどうしよう。」の記事にも書きましたが、練習会などで相手の方からフィードバックをもらうのも勉強になります。

3.講師の方や先輩CBPに添削をお願いする。

講師の方や、先輩CBPさんで、

「この方のフォーミュラの説明の仕方、いいな。」

と思う方に、解説の添削をお願いするのもおすすめです。



私は以前今田さんに添削をお願いしました。

(セッションと同じ時間、料金で、マンツーマン個別指導をしていただきました。)



大変勉強になりました。

心から感謝です。

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▼[初心者CBPの教科書Q-13]解剖生理学の勉強はした方が良い?