[初心者CBPの教科書Q-10]ちゃんとセッションができなかったらどうしよう。
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「ちゃんとセッションができなかったらどうしよう。」
「何か失礼があったらどうしよう。」
「クライアントさんに不快な思いをさせてしまったらどうしよう。」
と不安に思われている方向けのお話です。
結論、できる限り対策を立てて、用意周到にしておきましょう。
(こちらは、主に、私がIT企業で新規営業をしていたときの手法をボディートーク用にしたものです。)
具体化的に何が心配なのか、紙に書き出す。
何が不安なのかがクリアになっていないために、不安になっているのかもしれません。
自分は具体的に何が心配なのか、箇条書きで紙に書き出してみましょう。
何が心配なのかがはっきりすると、漠然と心配をしていた時よりも気持ちが落ち着くはずです。
効果が感じられないと言われてしまったらどうしよう。
フォーミュラの説明がうまくできなかったらどうしよう。
頭が真っ白になってしまったらどうしょう。
etc.
思いつくものを、全部書き出してみましょう。
対策を立てる。
不安がクリアになったら、今度は対策を立てます。
箇条書きにした不安の、横でも下でも良いので、それぞれの対策を書いてみましょう。
・効果が感じられないと言われてしまったらどうしよう。
→例:「変化の出方は人それぞれです。
すぐ変化を感じる場合、1ヶ月後に変化を感じる場合、1回で変化を感じる場合、何回か受けて突然大きく変化を感じる場合。
同じ方でも、色んな変化の出方があります。
とりあえず様子をみてみてください。」
とお伝えしよう。
・フォーミュラの説明がうまくできなかったらどうしよう。
→例:全部説明しなくても良い。エッセンスだけ、ちゃんと伝えよう。
・セッション中に、頭が真っ白になってしまったらどうしょう。
→例:「あーすみません、言おうとしたことをド忘れしてしいました……今思い出すので少々待っててくださいね。」と言って少し時間を作って、その間に気持ちを整えよう。
・その場で答えられない質問をされたらどうしよう。
→例:「今パッと分かりやすくお答えできないので、宿題にさせてください。
頭を整理して、明日の夜までにメールをお送りしますね。」
と伝えよう。
などなど。
不安があっても対策さえあれば、だいぶ安心していられます。
基本的なビジネスマナー、対人マナーはおさえる。
私がわざわざ書くまでもないことかと思いますが、基本的なビジネスマナー、対人マナーはおさえましょう。
相手の話をよく聞く。
言葉をかぶせない。
相手の目を見て話す。
否定をしない。
最低限の礼節をおさえていたら、クライアントさんを不快にさせることは無いと思います。
一人でロープレをする。
一人ロープレもおすすめです。
クライアントさんをお迎えしてから、ありがとうございました、とお見送りするまでを、ロープレします。
空中に向かってロープレ。
ぬいぐるみに向かってロープレ。
自分の中で、
「大体こんな感じだな。」
と、イメージできると、さらに安心できます。
誰かとロープレをする。
誰かとロープレをし合うのも、とても勉強になります。
一人がCBP役、もう一人がクライアントさん役になって、お互いにセッション・フィードバックをし合います。
自分では気づいていなかったところを指摘してもらえたり、こうしたらさらに良くなるのでは?とアイディアをもらえます。
また、思いがけない褒め言葉をもらえたりして、自信にもつながります。
練習ができたということだけでも、安心になります。
トークスクリプトを作る。
トークスクリプトを作るのもおすすめです。
ボディートーカー同士なら伝えなくても通じるものも、クライアントさんには細かく伝える必要があったりします。
ベッドに横たわっていただくだけでも、
仰向けorうつぶせ
目はつぶるor開ける
話しかけて良いor話しかけない方が良い
etc.
こちらから、クライアントさんにお伝えする必要があります。
「本日はお越しくださって、ありがとうございました。
ここの場所、すぐ分かりましたか?」
「お荷物は、よろしければこちらのカゴを。
コート、(ハンガーに)おかけしますね。」
「では、頭をこちらにして、仰向けに寝ていただいてよろしいでしょうか。
スリッパは、このあたりに。
はい、適当で大丈夫ですよ。」
など、自然な口語で、文章にして書き出してみましょう。
なんとなく、
「こういう風に言えば良いだろうな~。」
と頭の中でイメージできていても、実際にセッションになるとうまく言葉が出てこない、ということはあります。
実際のセッションでそのまま話すか否かはさておき、前もってトークスクリプトを作っておくと、当日安心です。
改善、改善、改善。
ふりかえりノートをつけるのもおすすめです。
セッションの後、
良かったところ
改善したいところ
じゃあどう改善すれば良いか
それを踏まえたTODO
をふりかえります。
私の場合は、例えば、
徐々にリラックスして、セッションができるようになってきている。
フォーミュラの説明について。脳の「第四脳室」という部位が出てきた。理系なクライアントさんだったから今日は一応お話したけれど、あまり細かい話はしすぎない方が良いと感じた。
お話しする内容は、最大3つ程度にしよう。優先順位が低いものは割愛。
全部話さなければいけないと感じてしまうのはなぜ?思い込みの原因を自己分析する。
など。
毎回振り返りをすると、回数を重ねるごとに、確実にセッションが磨かれていきます。
セッション中は「上手にできるか」は考えない。
セッション中は、「上手にできるか」は考えないようにするのがおすすめです。
「上手にできるか。」
「クライアントさんにどう思われるか。」
といった足元のエゴは雑音になります。
セッション前に、最大限できることはしておきつつも、セッション中は、それらを全部手放します。
ゾーンに入って集中すること、インネイトの核をつかむこと、それをそのまま伝えることだけを考えます。
雑音のない振動を、言葉を通してそのまま全放出する感覚で臨むと、クリアなセッションを提供することができます。
やるだけやって何か起きたなら仕方ない。
やるだけやって何か起きたならしょうがないです。
そのときは、あきらめましょう。
例えば、莫大な効果が出ても、
「ボディートークの効果が感じられない」
と言われることはあります。
▼ボディートークの効果が出ていても、本人が気づかない場合がある[発熱]
「自分ができることは全力を尽くすことだけ。
あとの結果がどう出るかは自分の手が届く範囲を越えている。」
と割り切りましょう。
成果への執着を手放すと、リラックスができるので、より良いセッションができます。
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