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「そもそも、なにしたい?」~競技に対する想い~

スポーツ栄養は、スポーツで結果を出したい人に対して栄養面生活面でサポートをしていくわけですが、それ以前に、そもそもアスリートにとっての

「競技をやって、自分はどうありたいの?」

が、肝になりますよね。
ここ次第で、栄養への取り組む気概が変わってきます。

先日テレビで見たのですが、某アスリートの姪っ子がそのアスリートのと同じ競技をやっていて、姪っ子ちゃんは「(その競技が)特に好きではない」みたいなことを言っていたのですよ。
それに対して某アスリートは「○○家の運命だからね」と返していました。

環境だったり家族の影響でその競技に入ったなんて話はよくあることですね。
実は私も親戚に体育の先生(専攻が踊り系)がいて、小さい頃にバレエをやらされるところでした(^^;
バレエ、興味ないので逃げました。
おばあちゃんはいい顔しなかったけど・・・(汗)。
私はNOが言えたからよかったけど、言えない人は多いのでしょうね。

もちろん、違和感なくて気持ちに正直になれているならいいんです。
もし違和感があるまま自分にウソついて競技を続けているとしたら、一度きりの人生、それでいいのかな?と思うんです。

もし、自ら気持ちの奥底からその競技へ入っていないのであれば・・・

「本当にそれでいいの?」を考えてみない?


その競技を疑問視的な気持ちで続けるのは、どうだろう?
無理に白黒つけないていいけど、一生きりの人生だから、一度でもちょっとでも考える機会があって悪くないと思うけど、どうかな?

スポーツ栄養を取り入れるにも、きちんとやろうとすればマニアックに関わっていくことになるので、気持ちがあやふやだと食べ物は期待に応えてくれません。
食べ物はナマモノだから。

世界はもっと広くて、興味関心持てることってその辺にいっぱい転がっていて、なにが自分にヒットするかわからないもんです。

「競技が好き?」
「競技を続けることで何を得たい?」
「人生にとって競技の立ち位置は?」
「あなたにとってその競技とは?」
「今あなたの関心ごとは?」
「その競技をしてなかったら、あなたは何してる?」

あなたの思考の域を脱するように、いろんな方向から思考を刺激する質問をします。
あなたが出した答えが全部正解です。

競技ってきっかけや支えにもなると思っていて、例えば私の場合はテニスが生きがいになってスポーツ栄養に入るきっかけになったし、栄養を知ったから今の健康に繋がっています。
逆にテニスに出会ってなかったら、もともと栄養には興味がなかったので、今健康に在れるかどうかわからないです。
関わり方は様々で、どんな関わりを求めているかは自分次第です。

今の道に違和感を感じていたら、もったいないです。
ふとなんのために競技をやっているんだろう?とか
子どものスポーツに追われて自分をないがしろに感じるお母さんとか
また、子どものレールを作る立場にいて何かを感じたご家族縁者の皆さんとか・・・

ちょっと辛口な話かもしれません。
ただ、よく聞くことなので、真意を外れていたらやはりもったいないと思うのです。

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