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30代後半からWebエンジニアを目指す時に見るべき動画

私は34歳くらいからプログラミング学習を始め、そのあたりからITエンジニアとして働くことを夢見るようになりました。その際に主に情報収集として使っていたのがYouTube。書籍やウェブ記事も読みましたが、一番気楽なのが動画ですよね。

Webエンジニアを目指すのは良いものの、本当に30代後半で正社員として就職できるのか、不安を持ちながらの就職活動でした。それでも活動を続けられたのは、実際に30代後半以降に就職した方の実例や、30代でも転職は可能だと背中を押してくれる情報、そして具体的な就職方法についての情報があったからです。動画の製作者さんたちには感謝しかありません。

大量の動画を見てきましたが、その中でも特に「見て良かった!」と思った動画を集めてみました。


本当に30代後半~40代で就職できるのか? →できた実例

30代中盤でプログラミングの勉強を始め、30代後半で本格的に就職活動を始めようといったとき、「本当に可能なのか…?」と不安でした。実例がないと前に進めない。

ということで、以下2本の動画は44歳と38歳の実例でしたので非常に心強かったです。そして、いろいろ動画を探してきましたけど、これ以外に30代後半の具体的な就職・転職例を見つけられませんでした。やはりすごく狭き門?

【ご報告】スクールから44歳未経験が自社開発企業に内定!ポートフォリオ作成コースも募集します - YouTube

スクール講師による、生徒さんの実例の話です。スクールに通われていて、経営もされているご家族もいるから、プログラミング以外のことで有能な方だと思います。それでも近い世代としては非常に力強く感じられた動画でした。

30代後半からエンジニア転職!プログラミングの魅力&勉強法は? - YouTube

アパレル業界13年ののちに38歳でエンジニアに転職された方のインタビュー。HTML CSSドットインストールをしたのち、マンツーマンの講義でスクールで学ばれたそうです。ポートフォリオも作っていますね。

30代前半の人たちから実体験を元にしたの応援

そもそも30代後半の前に30代前半でも転職が難しいと思われがちですが、それに対して「できるよ!」と自分の実体験をもって教えてくれる動画です。

30代で人生を諦めている人へ。【ネイティブ英語】 - YouTube

32歳でエンジニアになったアメリカ人のDorian Dominguezさんのインタビュー。やんちゃしている時期はありつつ、プログラミングを30代から始めて仕事にした実例です。

「30代やめとけ」というYouTuberに怒っています【未経験エンジニア転職】 - YouTube

「30代未経験はエンジニア転職はやめておけ」動画は結構存在し、私も信じて一時期あきらめるほどでした。そのメンタルだとそもそも就職を成功させられないと思いますが。
具体的な数字から、30代でも転職できることをていねいに解説してくれていて、「あきらめろ」動画をみて心が揺れた人にはホッとする動画です。転職者の38パーセントが30代というのはなかなか自信が持てます。

エンジニア転職のリアルな声の紹介&コメント回答【採用側/30代転職成功者/転職活動中】 - YouTube

30代転職経験者のコメントを取り上げているので、いろいろな方の30代エンジニア転職を知ることができ、安心できます。まわりにはほとんど実現させた人がいない場合、なかなかその挑戦が報われるのかを想像できません。実例はたくさんあるほどありがたいです。

【やめとけ?】30代未経験エンジニア転職の結果【できる?】 - YouTube

この動画も上記の2本と同じく、30代は諦めろ、という声への反論のようなかたちになっています。

PHPは30代でも比較的高ための年齢でも受け入れてくれやすい土壌があるとの指摘。私もPythonで就活して、結局PHPを使用する企業で勤めているので、なかなか真実に近いと思います。地方だとC, Java, PHPの募集が多かったですね。

業界に詳しい人による30代後半以降からの転職の話

以下は実例ではなく、経験豊富なエンジニアや、スクール経営者等による、30代後半以降で就職転職するためのノウハウです。こちらも非常に参考になりました。

40代以降の方がWeb系エンジニアへジョブチェンジするための必須条件 - YouTube

私の中でWeb系エンジニア転職のYouTuberといえば、KENTAさん、というほどさまざまな動画を出されています。40代が転職するには、完成度の高いポートフォリオ、アルバイトか常駐での業務委託を検討し、時間単価1,500円も受け入れる。受託系企業も視野に入れる、と現実的なアドバイスだと思います。

私は実際に受託系企業で就職しました。そして、月収も下限は設けたものの、あまり高収入を夢見ず企業を選びました。その戦略で正しかったと思います。

交流会やもくもく会等での人脈形成についても触れられています。私は就職までにもくもく会に3回ほど参加(リモートも2回)しました。人脈形成という面では特に何もありませんでしたが、本物のエンジニアと一緒に勉強するというだけで、自分が少しエンジニアに近づいた気がして、すごくモチベーションが上がりました。

【40代福岡在住向け】エンジニア未経験が稼ぐまでの道 - YouTube

かなり難しい40代スタートのエンジニアとして稼ぐには、の細かいステップを解説しています。スクールに通って勉強したことを証明する、WordPress案件などをこなすためにPHPを学ぶ、など具体的です。

未経験からのエンジニア転職戦略【コミュ力・学歴・職歴なし】 - YouTube

地方で35歳以上、という自分の立場がサムネになっていたので引き寄せられるように見ました。どんな不利な条件も、ポートフォリオで技術をアピールする、という結論になりました。

結果、私は35歳以上(37歳)地方(関東地方)でエンジニア就職できました。応募先自体が少なく、かなり運が良かったと思います。

地方でエンジニア就職といえばこんな動画も。

【セイト先生】地方のWeb開発会社が未経験にはおすすめ!!#it #プログラミング #web - YouTube

人の少ない地方なら、未経験でも人柄重視で採用されるのではないか、という考えです。私も地方就職なので、人柄をアピールは結構頑張ったかもしれません。

また、私は就活にハローワークも利用していており、ハローワークはその求人に何人が応募し、何人が採用・不採用になったのかを教えてくれます。私がハローワークで応募した求人の6件中、応募があったのは1件。しかも不採用でした。企業や求人は少ないものの、競争率は低いため、30代以降も戦いやすいかもしれません。

30代転職の現実

30代や40代未経験者にもエンジニア転職は可能なのかもしれない?!と思える上の動画たちとは別に、少し現実的な動画も集めてみました。正直、30代を超えての未経験エンジニア転職は、そんなに簡単なことではないと思います。どんな戦略を立てるかが、成功の鍵になると思います。そのヒントとなる動画だと思います。

未経験20代・30代からエンジニア転職が難しい本当の理由【解決策も解説】 - YouTube

この動画では繰り返し、自分より年上の人を雇うのを躊躇する若い人の気持ちが語られており、「後輩感」(新人らしさ?)を出すというアドバイスも。これは面接の時から働き始め、今にいたるまで結構意識しています。どうみても熟年女性ですが、仕事に向かう姿勢については、です。

【年間相談者100人】現役採用責任者が教える未経験者がエンジニア転職するための最短ルート【15分で不安解消】 - YouTube

未経験社はカルチャーフィットが重要と強調されています。また、応募先企業について調べていない人が多すぎる、とも。

私の場合、現在働いている企業のウェブサイトやハローワークの求人票をがっつり読んだ上で、自分の勤務先がやっていること、めちゃくちゃいいなあ!と思って応募。それが面接でも伝わったのではないかと。カルチャーフィットしたのはすごくあるのではないかと思います。

まとめ

30代後半で新しい技能を身につけて、初めての仕事を始めるというのはとてもハードルの高いことです。やはり先輩たちがどんな手順でそれを実現したのかを具体的に知りたい。それを知るのにYouTubeは非常に有用だったと思います。

特に励まされていたのは、最初に取り上げた「だれでもエンジニア / 山浦清透」 チャンネルで紹介されていた、44歳で転職成功された方の例でしょうでしょうか。経営をされてかなり優秀な方だとは思いつつも、その年齢でも採用される可能性がある、と信じられるきっかけになりました。

あとはKENTAさんの40代以降のWeb系エンジニアへジョブチェンジするための必須条件、も頭に刻み込んで準備していました。ポートフォリオの質を上げなくてはいけないこと、最初は時給のバイトであることを自覚すること。そして何より私は地方就職したかったので、かなりの狭き門ではあり、それを自覚するためにも良い動画でした。

あと、改めて動画を並べてみたら、30代後半については思った以上に情報が少ないことを発見しました。私はこの数少ない動画を頼りに勉強と就職活動をしていたんだなあとしみじみ思い出します。数は少なくても頼りになる動画ばかりですので、是非見てみてください!

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