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«Art Conservation 1≫アートコンサベーションとは

アートコンサベーションとは、ものの持つ価値を保存して後世に継承するという活動を指す。コンサベターとはそのために、そのものの声となって、価値保存の為にコミュニケーションしていくお仕事だ。

日本では修復師とか修理師、修理技術者とも言うらしい。日本ではあまり普及していなくて、国立の美術館にもコンサベターを置いている館はごく限られている。

作品や残すべきものの事を、資料という。資料の修復には、勿論専門的技術や知識はあっての事なんだけれども、そういった技術が必要なのはプロセスの最終段階のことで、プロセスの大半はその資料に最善の事は何なのかという判断をコミュニケートしながら決めて行くことに費やされる。

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