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≪わたしごと53≫言葉とわたしのコンプレックス

話が永遠に出来る人ってすごいなと思う。どこからそんなに言葉が、湧き出てくるんだろう。私はどちらかというと聞く方が好きだし、聞く方が得意だ。

昔から言葉とどこかしらの相性の悪さを感じていて、この言葉は言いたい事と合っているかとか、言葉の意味とかに立ち止まってしまう。思った事が口から出る前に、どっか違うところに寄り道する様で、すらすらとは出てこない。

お喋りではない私にとって、時に話すって金魚すくいの様に感じたりもする。掬おうとすると言葉が逃げる。もしくは、語彙の金魚が少ないのか。それとも、掬う道具の問題か。なんだろう、プラスチックかメタルを使えばよいのだろうか。出自のわからないコンプレックスを前に、赤や黄色がちらつく。

もしくは、海外の紙幣。これ本当に使えるのって躊躇する。カラフルな紙幣を見つめて、ちょっと疑う。なんだろう、そもそも最近はキャッシュレスなのか、クレジットなのか。どうしてそんなに淀みなく、言葉は引き出されるのか。

淀みなくすらすらと話せた方が良いかも知れないけれど、なんだか遠いいようなので、言葉と折り合いを付けながら、自分の量をつむげたらいいかなとも思っている。

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