ヅカヲタ異文化交流(『オペラ座の怪人』編)

先日劇団四季の『オペラ座の怪人』を観劇してきました。四季は小さいころに見たライオンキングぶり。ずーっとオペラ座の怪人気になる!!見たい!と大騒ぎしていたらバイト先の先輩が連れて行ってくれました。大感謝。

https://youtu.be/MHGKada7QHw

劇場到着

 オペラ座の怪人は現在浜松町の四季劇場「秋」で公演しています。この浜松町の劇場なぜか1つの建物に2つ四季の劇場が入っていて四季劇場「春」もあるんですよ。それにまずびっくり。確かに宝塚大劇場とバウも同じ建物に入ってるけどそれとはまた少し違って、東京宝塚劇場に2つ劇場入ってるって感じというか、都会の中にスンッて急に劇場があらわれる感じ。しかも外観は普通にきれいなショッピングモールみたいな感じ。劇場の建物の中に全然関係ない飲食店とかも入ってて「都市型劇場」ってかんじでした。

 以前Twitterで見かけてからずっと欲しかったスマホリングも無事ゲット。先輩には「オペラ座だからじゃない?」って言われたけどグッズがどれも可愛くて全部欲しい……

良い感じの赤絨毯とかにテンション上がりつついざ客席へ。今回先輩に席を取ってもらう時にたまたま2階席センブロ最前という超良席が空いていてそこにしたんですが、キャパが約1200ということもあり、超近い。近すぎてビビる。前を遮るものが何もないのに舞台全体を見渡すこともできる。2階席大好きマンとして最高の一言に尽きる席でした。

あ、あと宝塚って開演前に客席つくときは普通に緞帳が降りて舞台上は見えないんですが、この演目だからなのかわかりませんが普通に幕が開いていて大道具やシャンデリアが布で隠されている状態なのが驚きました。(後から色々見てたら四季だからというよりブロードウェイとかのに準拠してるんだね)

舞台は横幅が狭くて奥行きがあって高さがあるように感じて不思議な感じがしましたが、あれくらい横幅狭い方が没入感があっていいのかも。(KAATの小さい版感あった)


開演

猿のおもちゃのオークションの場面から始まり、オペラ座のシャンデリアをオークションに出したところでお馴染みの有名なあのメロディーと共にシャンデリアが上がっていきます。

2階最前だったのでこの時シャンデリアが本当に目の前にあってすごく綺麗。さらに舞台の一文字幕?の部分とサイドに施された装飾が本当にオペラ座みたいでテンション爆上がりでした。さすがロングラン公演をするだけあって大道具や舞台装置にお金かかってるなぁ…と感じました。(「ノートルダムの鐘」のプロモーション映像見た時も舞台装置豪華だな~と感じました)

ここからストーリーに関する感想です~!!オペラ座の怪人にネタバレも何もないと思うけど嫌な方は回れ右でお願いします。

すみません、あまり文章書くのが得意じゃないのでざっくり箇条書きでいきます(ツイ廃だから箇条書きの方が得意)

・怪人が最初なんか専科の人に見えた()

・ラウル(ファントムでいうシャンドン伯爵的な人)がうたのおにいさんにしかみえなくて困った。顔もぽいし。(後からフォロワーさんと話してて四季の人って発声がタカラジェンヌと違うよね、でもって四季の発声とうたのおにいさんの発声って似てるよね、ってなって「なるほど~~~!!!」ってなった

・知ってたけどキャリエールがいない、のでラウルが二番手の役になるんだね

・めっちゃマダムヴォルフみたいな人がいた。雰囲気も見た目も激似。(マダム・ジリーさん)

・カルロッタは音痴キャラじゃないんだ。四季の演者さんオペラ上手すぎてオペラ見に来たのかと錯覚

・ファントムではエリックはお母さんに愛されてたけど怪人はお母さんにも嫌われてたのね…あまりにも切ない

・クリスティーヌの親友、新公ヒロの下級生娘役がやるやつや…!!と思いながら見てた

・スモーク焚かれて下からぶわーっと蝋燭出てくる場面も、ボートの場面もテンションブチ上げ。あとボートの形状が宝塚のファントムはカヌーみたいな普通に船の形したボートなんだけど、四季は前から見たら船なんだけどこうちゃんと船型になってるわけじゃないんだよね、説明が難しいけどなかなか面白いつくりでした。

・怪人「愛する人に裏切られて…」とか言ってるけどお前変態メンヘラクソストーカーだからな!?意図的に殺人しちゃってるし若い女の子監禁して暴行してて同情の余地どこにもなくてドン引き(元々そういう話です)

・劇場関係者とカルロッタ夫妻とラウルが「これはおかしい!」って事務所みたいなところで歌ってる場面が本当に全員歌がとんでもなく上手くて音圧が異常。

・ムッシュブケーだったかな、が首吊りにされて死ぬところ、人形だけど本当に上からバッて落ちてきてビビって軽くトラウマになるところでした()

・クリスティーヌと怪人が地下にへの階段降りてるときの装置がすごい!階段が動いてるから本当に下に降りてるんだなっていうのがわかりやすくてすごかった。あれ乗ってる側結構怖そう。

・マスカレード、よくよく考えたらわざわざ仮面舞踏会やった意味わかんなかったけどまあ華やかだし楽しかったのでオールオッケー。(元々そういう話です)

・マスカレードの場面で「あれ、こんなアンサンブル人数いたっけ?」って思ったら半分近く人形でびっくりした。そうか、人が足りないところは人形で補填できるのか…(宝塚はなんせ人数多くて人が足りないなんてそうそうないからそんな発想がなかった)

・マスカレードのクリスティーヌの頭飾りが完全にロクモのアロイジアちゃんだった。可愛い。マスカレードの衣装多分宝塚で見たらトンチキ衣装だなと思うような奇抜な衣装だったけど全然そういう風には思わなかったので不思議な感じ。

・マスカレードで階段の真ん中降りてくる怪人を見た私「怪人が階段降りしてる…トップさん?」

・怪人がクリスティーヌパパのお墓に現れるところ、マジで好きな女の父親の墓にまで侵入してるのキモすぎてドン引き。

・お墓侵入シーンで怪人が物理的に火花散らして攻撃してるの凄くないですかあれ

・最後怪人が椅子から消えるやつあれどうなってるんだろうな。すごく綺麗にスンって消えてたから、消えるのは知ってたのに普通に驚いた。


これは悪い意味ではなくただびっくりしただけことをいくつか。

まず劇場に入って驚いたのが客層が全然違う!本当に老若男女が観に来ているという感じ。ライオンキングとかならまだしもオペラ座が理解できるんか?!ってくらい小さい子もいるし男女比率も宝塚と違いすぎてひたすら驚き。

客席が結構空いてしまっていて、少なくとも2階は前方センブロ(宝塚でいう2階S席くらい)と最後列のC席(宝塚でいう2階16列)以外はかなりガラガラで赤が目立ってしまっていて、こんなもんなのかなと思っていたら先輩に「意外と埋まっててびっくりしたわ」って言われて「これ埋まってる方なんですか!?!?」ってなった。そう考えるとあの2000くらいのキャパが毎日まあまあ埋まってる宝塚は凄いし、逆に年単位でロングラン公演しててそれでこんだけお客さんが来る四季も凄い。(アナ雪めちゃくちゃ埋まってるらしくてスゲーーってなった)


まとめ

 備忘録的に書き始めたしまったくまとまりのない文章でしたがここまで読んでくれた方いるんでしょうか……ありがとうございます。ヅカオタだからこそ気づく部分も色々あったりしてとても面白かったので是非!来年の1月千秋楽なのでそれまでに是非!わりとどの日もサクッとチケット取れます。
チケットの価格帯は宝塚とそんなに変わらないかな。B席6000円台と聞くとヅカオタには高く思えるけど、箱が小さいだけで見え方としては全然東宝2階S席とかA席くらいです。

オペラ座の怪人 東京 | 公演情報 | 劇団四季 https://www.shiki.jp/stage_schedule/?aj=0&rid=0019&ggc=4024

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