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結婚28年目にして初めて一緒にスーパーへ買い物に行った話

子宮頸がんの手術から8日経ち、退院して自宅療養となった。

退院の時に「当面重いものは持たないように」と言われ、しばらくは食材配達サービスOisixに頼ることにしたが、やっぱりそれだけでは間に合わないものもあり、思い切ってオットにスーパー同伴を頼むことにした。

スーパーで一緒に仲良く相談しながらカートを押しているご夫婦を見る度、ちょっと不思議で、「自分には一生無理だろうな・・・」と思っていた。

そんなに、じゃなく、結構仲が良くない我々夫婦は、出かけるときは常に別。日常会話も業務連絡のテイ。一緒にスーパーへ行く=道中の車内の会話が想像しただけでもう億劫、夫婦としてこれはどうなのか、と思われそうだが確かに割とまずい関係性が子供たちが高校卒業したあたりから続いている。

そんな中での”一緒にお買い物”ミッションがスタートした。

あれ?と思ったこと その1

入口のカートにカゴを乗せてついてきた。私が頼む前に
常日頃の雰囲気からして、私がカートを押してオットがなんとなくついてくる、の図を想像していたので、割にビックリした。(やればできるじゃん(^^:)

そうだったんだ、と思ったこと その2

Oisixのおかげで主要な食材はあるので、調味料の漏れがないよう醤油の棚を見ているとオットが”かけ醤油”を見つめている。

オット:ウチ、醤油ないもんなあ。。。

そういえばちょっと醤油かけたいなあ、という場面が時々あったが、いつもスルーしていたのに気づく。醤油は塩分高いし、”かけ醤油”は美味しいけれど糖分高いし。特段買うもんか!など思っていたわけではないがオットの希望を長年聞き流していた、ごめんね。一本かごへ投入して長年の穴を埋める。

※ちなみにこのかけ醤油、わが街では人気を通り越して在るのが当然、というくらいの立ち位置にいます。

やっぱり!と思ったこと その3

娘:オトーサンは買い物の間、車でiPadでもつついてるんじゃないの?
私:大丈夫、おやつ何にする?とか言えばソッコーでついてくる。
娘:・・・・・だね。

今まで選択権は私にしかなかったオヤツだが、今回はチョコでもドーナツでも煎餅でもお好きなものをお選びになって。

全部かごに入れてた。。。

一緒だとゆっくり献立を悩みながら買い物をする、もやりにくそうだしなんだかんだで予算オーバーしがち。

でもたまーーーには一緒に行くようにしようかな。

いろいろ言ってもやっぱり今まで夫婦でやってきたしね。




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