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私を縛るものは何もない

週末私は1人でした。
夫が一泊で旅行に出かけていて、丸っと二日私は一人になった。
1人になったら何をしよう、どこかへ出かけようかなと思っていてそれらの事を考えたら楽しくてワクワクしていた
いざ一人になる前日、私は興奮していたので一睡も出来なかった。
遠足の前日のよう
私はそれだけワクワクドキドキしていたのだ
なんだかそんな自分が可笑しくて、ワクワクがもっとおおきくなっていた

1人の初日はどこか日帰りできる温泉に行こうと計画していました
しかし、まぁ朝から雨が降ってるじゃあーりませんか
それに一睡も出来なかった事で私の体力はひどく消耗していた

諦めて寝た。ビールと焼酎を飲んでから
そして来た一人だけの二日目

私は山登りに行きました
まだ桜も満開だ

それほど高くない山を登り、山頂でビール飲みながら景色を楽しんだ
桜の向こうには海が見えて海の向こうには淡路島が見えた

それはそれは綺麗だった

こんなに1人が楽しいなら、私はずっと1人がいいと思った
子供の頃には母に縛られ
思春期には学校に縛られ
子供が産まれてからは子に縛られ
働いている時は会社に縛られていた

しかし今はなんと自由な事か!

夫がいるので家事には縛られるが、そうたいした事ではない

私は好きな時に温泉にいけるし、山にも登れる
昼からビールを飲むこともあるしなんだって出来るのだ

そう考えたら嬉しかったが、少し寂しくもあった

寂しさはいつも消える事無く、体の奥にこびりついている
歳をとるにつれてそんな思いが大きくなる

でも私は元気だ
寂しさに負けてない明るさがある
花を見ては喜び
月を見上げても喜ぶ
まぁただ単純だという事だ

***

夫は朝方帰ってきた
私はしっぽを振り(しっぽないけど)喜んだ

やっぱり一人は嫌なんだな

今夜は夫と二人で花見に行こう
そして1人だったこの二日間の事を話そう





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