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圏外の山育ち

実は、ケータイが圏外の場所で育ち、テレビもNHKとフジテレビしか映らないような山奥に住んでいました。

小学2年生の時に、母親の実家に父母、私含め4人姉妹で暮らすことになり、山奥生活がスタート。
自動販売機まで車で15分
コンビニやスーパーまでは車で30分
普通にカモシカが道路横断
落石しまくりの道路
途中ガードレールなくて崖っぷちの道
などなど。。

一応、スクールバスが来てくれたことが唯一ありがたかったけど、道がくねくねの上に運転手さんの運転が荒すぎてバス酔いの日々。

テレビは2つのチャンネルしかまともに映らないので、それ以外の番組が見れずに友だちとの会話にもついていけずで結構辛かった。。
2つのチャンネルしか見れないなんて言ったら、絶対バカにされると思って誰にも言えませんでした。

休みの日はほんと軟禁状態。まだ子どもだから車も運転できないし、山なので自転車なんてトライアスロンになるし、バス停行くまでの交通手段もなく、どっか遊びに行きたいと思っても山から脱することもできない。

これは、かなり孤独感増すし、おばあちゃんは実際にボケが酷くなってから家族が出かけるとすごく寂しそうにしてたのを思い出す。そのくらい孤独が精神を追い詰めるのは子どもながらに感じていました。

さらに、高校に入学し、ケータイを持ちはじめた時には圏外地獄を恨みまくりました。
友達やメル友、彼氏と連絡がとりたくてもスムーズにいかない!家が圏外って当時は恥ずかしかったな。

自分の部屋の一部分だけ少しだけ電波が2本くらい入ったからその時に電話したり、メールしたり、なんとかやってたのを思い出します。
こんな風にして🤳" 電波を探してたな。笑
わかる人いますよね?

そんなこんなで山育ちについて書き出したら、デメリットしか出てこなかった。笑

自然がいっぱいでいいとこだし、足があればなんとかなります。ただ、山奥育ちだからといってネイチャーな気質とか全然ないし、むしろ反動で便利なもの大好き!

子どもには少々きつい環境かな。足がないのは痛い。周りに友達がいたり、小さい子どもや大人なら山奥暮らしっていいと思うけど、小学生〜高校生の友達と交流が深まる時期には辛いことも多かった気がします。

それでもやっぱり山奥育ちなので、都会には住めず現在では程よい田舎に住んでいます。
そして、わかったのが山は眺めるほうが好き、ということ。


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