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【書く習慣】Day5 幼稚園の記憶って、まだありますか?

わたしが初めて「いじめ」を経験したのは、幼稚園児の時だ。

休みの時間になると周りの子が遊具や砂遊びをする中、わたしは一人で木の影に隠れる。

他のクラスにいたAくんから逃げるために。

隠れるために身を小さくして地面に這いつくばる。
膝も傷だらけだった。

毎日毎日泣いていた。

Aくんは休みの時間になると他の男友達2,3人とともに、わたしを探して追っかけまわる。

Aくんに見つかると、壁に追いやられて首を絞められ、靴の中に砂を入れられる。

砂まみれの靴を履いてまた、走って逃げ回る。

裸足で逃げ回っていたこともある。

Aくんとは小学校まで一緒だった。

小学校にあがってからも、Aくんはすれ違うたびにわたしを睨みつけ、体を蹴ってきた。

Aくんは1年生の後半に転校した。

Aくんが転校することを聞き、安心で泣いたことも覚えている。


この記憶が今でも鮮明に残っている。

正直、まだ夢だったのでは?と思うときもある。
今思い起こしても、なにが本当で、なにが夢かもわからない。

幼稚園と小学校が一緒だった他の友達からも、わたしがAくんから逃げ回っている話を聞いたことがある。
だから、本当のことなんだと思う。

わたしは幼稚園のときのことを思い出そうとしても、本当にこの記憶しか蘇らない。

他の、きっと楽しかった思い出もあるだろう。
他の友達と遊んだことだってちゃんとあるはずだ。

この怖い記憶しか蘇らない自分が嫌いだ。


小学校はうまくやっていた。
中学校ではいじめられた。
ハブられるのだって日常茶飯事。

高校ではもう、どうでも良くなっていたけれど、中学までの交友関係でわたしのなにか、大事なものを奪われた気がする。
人との接し方がわからなかった。
なにが相手の気を悪くさせるのか、常に気にしてしまっていた。

最近ではHSPと言われるけど、この性格を形成したのは間違いなく幼稚園から始まっている。

今仲良くしてくれてる友達には本当に感謝だ。
こんな自分と仲良くしてくれてありがとうと言いたい。

「こんな自分」て思ってしまう部分、どうにかしたいけど、過去の記憶をなくせない限り無理なんだと思う。

幼稚園の記憶、あまり人には言ってこなかったけと、「書く習慣」のお題がnoteに残すきっかけをくれた。

振り返るいい機会だった。

以上

書く習慣 Day5





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