休むことは何もしないこと
休むって、なんだろう
休みの日だと、今度やろうとしていた部屋の大掃除とか、冷蔵庫の中の賞味期限の確認とか、コンロの掃除とか、普段はささっとなんとなくで済ませているものをちゃんとする日
・・・ふふふ
んなわけない
まぁ、気が向いた時の休みの日?
一年に2、3回くらい?
やることもあるけどってくらい
実際やっているのはベッドの上でゴロゴロして、動画見て、トイレ行って、またベッドの上で漫画読んで、お腹空いたら何か食べて、横になって映画とか動画見て、テレビ見て、なんか食べて、トイレ行って、風呂入って、動画見て寝る
そんな感じ
また、どこかへ行きたいと思っていたところに行ってみたり、買い物に行ったりして出かける
これは休みの日の過ごし方としては正解なのだろうけれど、休みではない
休みの日の活動である
休むとは休息を取ること
平日の昼間の休息はやることの合間にコーヒーを飲んだり、休憩時間に音楽を聴いたり、甘いものを食べたり
夜間の休息は、ぬるめのお湯に20分くらい浸かっている
たまには入浴剤を入れたりもして気分を変える
なんだか私、意識高いかもって日はね
部屋には普段は使わないいい匂いのルームスプレーなんか振り撒いちゃって、アロマキャンドル焚いて、ミルクティーを飲んだりする
ほんとたまにだけど、こんなこともしちゃったりして
普段はもちろんこんなことできないよ
疲れて、風呂入って、ベッドに倒れたら寝てる
疲れすぎると、新しい物語に触れることも難しくなる
頭に入ってこないし、集中できないし、何か観よう、何か読もうなんて気が起こらない
映画を観ると集中できないし
本を読もうにも文章を追うことが面倒くさくなる
何かを得る行為全てが休息のノイズになってしまう
だから私は何もしない日が多い
何もしないことに罪悪感を感じることもある
何かしないと時間を無駄にしている気分
生産性の無さに人生の意味を考えてしまう
こんな人生で良いのだろうかと悲しくなることもある
そんな時、こう考えている
プーさんは積極的に何もしないをしている
プーさんのいう何もしないって、何にもしないことで自分と向き合うということだと思う
何にもしないことをしているプーさんはクリストファーロビンとの約束でそうしている
「僕の代わりに何もしないをしてほしい」
クリストファーロビンが小学校に入る前、プーさんに託したお願い
何もしないは意外と難しい
何もしないをすると、何もしないから自分の内側と向き合い始める
私は自分の内側に潜ることが好きだから
すると、いろんなことを考えて、いろんな答えを自分なりに見つけていく
それが楽しくなってくる
何にもしないで、自分を見つけられることもある
何にもしないで、なんでもない日を終わらせてもいいよね
そんな気軽な自分への休息
不思議の国アリスの中だったら何もしないこと祝ってくれるよ
何でもない日おめでとうって
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