裸の王様

セミファイナル審査最終日。最後に私の言いたいことは曲に託すことにしました。私は曲を作る人なので。

▽カメラテストで歌った曲の音源です▽
（SoundCloud）

裸の王様 / 熊王ナナ子

この曲がミスiDの期間で思ったこと。

私は裸の王様で、エントリーしてからというもの、ずっと裸で踊り続けているのかもしれない。何にもなれない私は踊り狂うことしかできない。模倣で得られる快感は甘美なものかもしれないが、一時のものにすぎない。愛着や執着というのは覚悟の上に生まれるべきものだという思想。数字や文字に踊らされる世に皮肉を込めて叫びたい。


《以下歌詞》


裸の王様

赤い記憶　夢と消え
甘い誘い　強い模倣

拘りのない身体　置き去りに
時計の針だけ回してた
どこにも行けないし
誰にもなれない
裸の王様が踊り出す

やり抜く覚悟の無いところに
愛着の花が　咲くのか
意味を持たない言葉の羅列
愛は無いが意味も無いさ

この思考回路に翻弄され
意識を守ることに必死さ
行くあてもないままに
自転車走らせる
夜中の自販機くらいには
なってみせるさ

生き抜く覚悟の無いところに
執着の花が　咲くのか
記憶を持たない数字の羅列
愛は無いが意味も無いさ
愛も無いし意味も無いさ

作詞作曲・歌 : 熊王ナナ子

言いにくいことだらけの今ですが、お会いできた暁には裸の気持ちでお話します。