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捨ててはいけない大好きで無益なもの

この三連休は
「今の自分に必要なことをする」
に決めた。

初日は寝たいだけ寝てごろごろ。
ゆっくり味わってご飯を食べて
ガチガチの身体を時間かけてストレッチして
長風呂してひたすらぼーっとした。

やるべきこと・やりたいことは
いったん置いておいて
「今の自分に必要なことは何かな?」
とちゃんと心に問いかけた。

インプットしたり新しい挑戦をしたりも
心からやりたいことだけど
それらに集中しすぎると
「自分に今必要なこと」
も忘れそうになるから。

わたしがいつも忘れがちなのは
「休むこと」と「立ち止まること」。


■有益・無益だけで考えるとパンクする

元々わたしは休むことなんて
人生でちゃんと考えたことがなく
考え出したのはほんとに最近で。

きっかけは
オンラインサロンに入ったことだった。

最初はすごく刺激的で楽しかったのに
1ヶ月も過ぎると情報の海に
ついていけなくなって。
2ヶ月もした頃には頭がパンクした。

時間を捻出するのが下手なわたしは
食べることが趣味にも関わらず
「手のかかる料理してる場合じゃない」
とばかりに、自炊はしてたものの
機械的に作ってはスマホを眺めながら
味わいもせず食事をする日々。

大好きだった
「食事を楽しむこと」
を捨てた。

すると、サロンに疲弊してきた頃、
暴飲暴食が止められなくなった。
わたしはストレスを感じるといつも
食事に出る傾向にある。

その頃見る情報といえば
「これをすれば〇〇になれる」
「〇〇になりたいなら〇〇すべき」
といったノウハウ系のものばかりで。

すべてにおいて
「これは有益か/無益か」
だけで判断をして。
時間を捻出しようと無駄なものは
一切排除した。

その捨てたものの中にあったのが
大好きな「料理」と「食べること」。

わたしは食で季節を感じるのが好きで
秋なら、秋のご飯…
例えばさんまの焼いたのとか栗ご飯とか
そういったもので季節を感じるのが
喜びだった。

でも去年の秋は何を食べてたか
あんまり記憶にない。
知らないうちに紅葉も散ってた。


■無益なものの中にある大切なもの

確かに食に関することは
(マネタイズという意味で)
何かの成長につながるわけでもないし
自分はこれを武器に生きていこうと
しているわけじゃない。

ただ
「食べることを楽しむこと」
は人生で一番時間を使ったことだった。

よく
「自分の好きなことがわからない人は
 自分が人生で一番
 時間とお金を費やしたものを
 思い出してみるといい」
というけど。

費やしたものがマネタイズにつながるか
有益かどうかとか関係なく
おそろかにしちゃいけないなーって。

だって好きなことって有益とか無益とかで
はかれないもの。
ただただ好きなだけで
そこに意味付けなんて必要ない。


今日料理教室に行って。
ほこほこ湯気が立ってるかぶら蒸しを
はふはふほおばりながら
「冬ってこういうメニュー最高だよね」
ってみんなで笑いあって。

わたしにこういう時間は絶対必要だな
ってあらためて思ったのでメモ。

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