見出し画像

副業専用の通帳に100万貯まって、初めて地に足ついた

この間の通帳記帳で、副業で貯めたお金が100万超えたことに気付いた。(※副業は本業と別に専用通帳を作ってる)

在宅ワーク(ネット)で副業を始めたのが2020年春。

ということは100万円まで2年9ヶ月かかってるってこと。本業しながらとはいえ、なんというスローペース。

でも世間的にはスローペースでも、わたし的にはがむしゃらに頑張ってたどり着いた金額だったりする。

だって最初の半年以上はクラウドソーシングで時給100円以下で働いてたんだもの。

例えばそのままずっと時給100円だったら、100万円まで1万時間労働が必要で、週に計30時間働いたとしても、333週間=6年以上かかる計算で。

でもその後はクラウドソーシングを辞め、チームにお誘いいただき、良きクライアントさんにも恵まれ、本業と両立しながらなんとかここまで来た。

でも副業用の通帳の最初の振り込みが、数ヶ月分で7千円ちょいとかだったから、

「ここに100万円とか貯まる日が来るんだろうか…いや無理じゃ…ね…?」

みたいに思ってた。ほんとのほんとに「100万円とか夢物語」って思ってたし。

だから

「もしもここに残高100万円ってなったら、死ぬほど嬉しいだろうな…!」

って思ってた。

で、50万円超えたあたりから、「100万とか夢じゃないかも。超えたらめちゃくちゃ浮かれたツイートしよ!!!!」って思ってて。

で、この間、通帳記帳したら100万円超えてて。

でも実際そうなったときに自分の中に湧いてきた感情って、想定していたものと違ってて。

全然浮かれたりしてない。どちらかというと冷静。そんな自分にびっくりして。

その気持ちがどんなだったかっていうと、

「やっと地に足ついた」

って感情だった。

会社員の「普通」と在宅ワークの「普通」

100万貯まったとき、そりゃあもちろんめちゃくちゃ嬉しかった。

クライアントさんやお仕事紹介して下さった人、仕事仲間、サポートしてくれた人たちへの感謝とか、ここまで来るまでの自分の努力とか、色んなことが頭を駆け巡った。

でも。

その感情とは別に、すっと冷静に「あ、やっと地に足ついたかも」って感情が湧いてきて。

その感情が湧いてきてはじめて、「そっか、私はずっと地に足ついてなかったんだな」って気付くことができた。

というのも、副業をはじめてからずっと

「副業は自分にとって『普通じゃない』世界で、『特別なこと』をしている」

っていう感覚がずっとあった。

だって私にとっての普通は「会社員」。

制服を着て、フロアでは社員さんに囲まれて、毎日決まった時間働いて、一定額の給料をもらう。これが私が20年以上やってきた「普通」。

周りにフリーランスしている人なんてほとんどいなかったし、自分が知ってる「普通」以外知らなかった。

でも在宅ワークは、基本自宅で一人、稼働時間は自分次第、給料も変動する。何をすれば正解で、どうすれば稼げるかもまったくわからない。チームメンバーも固定ではないし、仕事内容も目まぐるしく変わっていく。

いつも安定してない状況に、足元がふわふわしっぱなしだった。

そのふわふわ感って、例えば日本に長年住んでた人が、外国に短期留学に行ってるみたいな感覚というか。

「あ、日本だとこれが普通だけど、この国では全然違うな…?」みたいな。そして留学してる国を「自分の国」とはなかなか思えない、みたいな。

自分が長年いる会社員の世界と、副業の世界が違いすぎて、どれだけ働いても「地に足ついてないふわふわ感」があった。

足元がふわふわしていた理由は自信のなさ

ふわふわしてたとはいえ、もちろん副業も手は抜いてないし、本業と同じ熱量でやってた。「本業あるから副業いつでも辞められる」とかも思ったことないし。

ただ頑張ったからといって必ず結果がともなうわけではないのが副業。そしてどれだけ頑張ったとて、クライアントさんから干されたらそこで終わり。

自信はゼロ、いやむしろマイナスで、「いつか『お前なんていらねーよ』って言われるのでは…」ってびくびくしていて、副業の世界を「自分の国」なんてなかなか思えなかった。てめえの国に帰れ、って強制送還されるんじゃないかという恐怖。

だから「自分はこれから成長し続けて、稼ぐ額も増えて、この世界でやっていける」っていう現実感=地に足ついてる感がゼロだった。

でも例えば同じ副業でも、コンビニバイトとかなら、100万円は現実的。

だって時給が決まってるから、「一日〇時間を何か月か続けたら100万円」って計算できる。あとはやるだけ、って感じだし。

でも「ネット(在宅ワーク)で稼ぐ」ってなると、とたんに現実的じゃなくなる。

頑張っても頑張っても、なかなか手ごたえを感じられなかった。

会社ならたとえ最初は手ごたえがなくても、「あの先輩を目指そう」とか「あの人みたいにやればいいんだ」とかなるんだけど。

在宅ワークは部屋でぽつんと一人。そりゃネット上に仕事仲間はいるけど、一緒のフロアにいるわけじゃない。

会社みたいに上司や同僚の日頃のふとした表情や態度から、自分への評価を汲み取れたりできない。

自信のなさは足元をぐらつかせて、いつも地に足がついてなかった。

「やっていく」に変わったスイッチ

でもいつしか副業の仕事仲間の中でも「ゆーさん」っていう自分の人格が認識されるようになり。クライアントさんからもフィードバックや、時には誉め言葉をもらえるようになったりして。

ほんとに少しずつ、少しずつだけど、「あ、この世界にいても…いいのかな?もしかすると…やっていける…のか…??」みたいに思うようになって。

で、その

「やっていけるかも」が「やっていく」にスイッチがパチンと入れ替わった

のが、100万円貯まったとき。

やっと地に足ついた感覚。

「よしこの世界でやっていけるぞ」って、足で土をしっかり踏みしめて、走り出す準備をしている感覚。

とはいえ、まだまだやっとスタート地点なんだろうなあ。

留学していた学生が、ホームステイ先の家を出て一人暮らしをはじめる、みたいな。

やっとかよ!遅せえよ!ってツッコミ入りそうだけど、でもこれが私の精一杯のペース。

というわけで、これからもこの副業用の通帳にコツコツ「お金=信用とスキル」を貯めていけたらなと。

夢はでっかく1000万。言うだけはタダだから言っておこう。笑

そして本業を定年退職するときには、本業と副業の収入が1:1になれたら最高。本業の定年退職って20年後とかだから、まだまだ死ぬほど時間はある。

やっと地についた足に筋肉つけて、これからもゆっくりでも走り続けたいな~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?