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血とイライラ~旧暦弥生~

今月の野菜「三つ葉」

よくインドでは、各家庭オリジナルのガラムマサラ(ミックススパイス)があったりその日の氣候や体調に応じて、各スパイスを調合するなんて話を聞くと「すごいな~」って思いますがどっこい日本にもあります。それが「薬味」文字通り「クスリ」です。

ネギ、大根おろし、紫蘇、わさび、生姜、柚子、カボス、スダチ、ゴマ、七味、山椒などなど、、、

それらを、その日の体調に合わせて、薬味を加える。薬味の特徴を知っておくと、とっても便利です。

この時期旬の薬味と言えば「三つ葉」は、胃もたれを解消してくれるので、食べ過ぎたり、食欲がない時にはぴったりですし、血の巡りを良くしてくれる働きがあるので、高血圧や動脈硬化などにも効果的。

また神経の高ぶりを鎮めてくれるので、イライラしたり、寝付けない時にも重宝します。木の芽時は、どうも氣分的に落ち着かない、という方はお試しあれ。


血とイライラ

血は精神との関りが深く、血の巡りや充実は、心の健やかさに繋がります。そのため血が滞ると、ため息やイライラする回数が増えます。

これは氣とも関係することなのですが、血が滞ると、氣も滞ります。また逆に氣が滞ると、血も滞ります。卵が先か、鶏が先か、みたいな話しですが。それを推拿では「氣滞血瘀」といいます。

そのためそういった症状の時は、血を巡らすとともに、氣を巡らす食材をプラスすることで相乗効果を高めていきます。

氣を巡らす食材は、三つ葉をはじめ、セロリ、パセリ、パクチーといった香味野菜。また、オレンジ、グレープフルーツといった柑橘も滞った氣を、晴らしてくれます。

氣を巡らせてくれる食材

それらを愛でながら頂く。緑やオレンジといった色も、癒しや元氣を与えてくれますもんね。


精神安寧には「内関」

内関

手首から、指三本分上にあります。乗り物酔いなどにもオススメのツボです。


ゆらね養生雑記 旧暦弥生号

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