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TOKYO ALEWORKS ボブ・ストックウェルさん。アメリカとスコットランドを渡り歩いたボブさんが語る、有楽町の豊かさとは

板橋で作られる本場のクラフトビール

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どんなお店なんですか?

まずTOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM有楽町は、頭文字をとって「TASTY(美味しい)」の愛称にもあるようになってます。総合的なコンセプトは「REAL BEER」「EXTREME FOOD」というのがあります。板橋にある我々TOKYO ALEWORKSの料理とビールを新鮮な状態で直送します。びっくりするような食べ物ばっかりになってます。

板橋でクラフトビールを作っているんですか?

そうですね。年間10万リットルぐらい作っています。TOKYO ALEWORKSのビールとして定番商品はいくつかあるんですけど「Junior's Cream Ale(ジュニアーズ・クリーム・エール)」という銘柄がありまして、昔自分の父親が大好きだったスタイルのビールを再現してます。よくあるラガービールのような味なんですが、ラガーの下面発酵ではなくて、上面発酵で作っております。エールイーストを使うことで、ちょっとだけフルーティさが出てきますね。

お店の名前の「TAPROOM」ってなんですか?

TAPROOMというのは直送されたビールがで飲めるところという意味があります。「TAP」というのはビールの注ぎ口のことなんですね。クラフトビールに詳しい方は「この店はなんタップありますか?」と聞かれます。うちでいうと16タップ。つまり16種類のクラフトビールが飲めるという意味になりますね。

剣道を極めに日本へ?

日本にはいつ来られたんですか?

高校の時に交換留学で日本に来たんです。当時は日本語全く分からなくて授業出ても何言われてるか分からない。先生が怒っていても「たぶん宿題やってこなかったから怒っているんだろうな」くらいしか分からなかったです(笑)

長いこと剣道をされていたみたいですね。

剣道はアメリカの高校にいる時からやってたんですが、本格的にやりたいなと思って交換留学で日本に来ました。あまり勉強はせずに高校と大学とずっと剣道。あと大学ではお酒ばっかり飲んでました(笑)その経験もあって今の仕事に至るという感じですね。

ウイスキーの修行のため、スコットランドへ

大学出てからはどうされたんですか?

大学を出てからはマーケティングの仕事とかやらせてもらってました。それがある日ウイスキーの修行でスコットランドに行くんです。筑波大学の剣道部にウイスキーが大好きな先輩がいまして、その先輩に色んなウイスキーが美味しいお店に連れていってもらって、気がついたらウイスキーが好きになっていて、スコットランドに行きたいなとずっと思っていたんです。

スコットランドでも色々回ったんですか?

全部で4箇所で働いていました。マッカランとかグレンモーレンジィ、あとタリスカーとアードベッグ。そこでマッシング(糖化させる工程)から、発酵の管理とか、蒸留とか、ウェアハウスでタルを転がしたりして修行してました。

こだわりの板橋から有楽町へ

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それからどうして板橋でクラフトビールを作ろうと思ったんですか。

スコットランドで修行してたんですが「自分が作ったウイスキーが飲めるのが10年先・20年先だけど、僕が今飲むためのお酒を作りたいな」と思いまして、2018年に板橋でTOKYO ALEWORKSを始めるんです。実は板橋には少しこだわりがありまして、江戸時代の「江戸四宿」の町だったどこかにしたいなと、江戸の玄関口としての「板橋」「新宿」「品川」「千住」その中で板橋が一番物価が安かったんです(笑)

そこで有楽町に進出したきっかけはなんですか?

去年の話ですが、板橋のブルワリー(醸造所)の隣に本店のタップルームがありまして、そこにJR東日本の方がお見えになったんですね。そこでご飲食されて、後日ご連絡いただきまして「有楽町駅の高架下で『5インタラクティブサロン』5つの大人の遊び場として五感を刺激するような場所が作りたいので、クラフトビールのお店として出店を考えていただけないでしょうか?」と話がありまして「是非!」とお答えしました。そして8月31日にオープンすることになりました。

こだわりの『REAL BEER』と『EXTREME FOOD』

おすすめのクラフトビールはなんですか?

有楽町で一番最初に出したクラフトビールが「テイスティーIPA(アイピーエー)」という銘柄なんですが、これはJR有楽町駅の駅長さん含め社員さんと一緒に仕込みをしたりしました。

食べ物はどういったものがあるんですか?

我々は『EXTREME FOOD』をコンセプトにしているのですが、一番特徴的なものは20cmほどあるハンバーガーですね。その中にはマシュマロなど珍しいものを挟んでいます。あとはよくファミレスなどで「クラブハウスサンド」ってあると思うんですが、うちは「"クラァブ"ハウスサンド」といって
パンの代わりにソフトシェル=蟹2杯でハンバーガーのパティを挟むというメニューがあります。ちょっとイメージしにくかったかもしれませんが、是非、TOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM 有楽町へ確認しに来てください(笑)

有楽町の豊かさとはなんですか?

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クラッシックさもありながら、モダンさがある。歴史をすごく重んじていながら、今時の流行りのものでも溢れている。というのが有楽町の素敵なところだなと感じます。

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全編はポッドキャスト「有楽町ひとさんぽ」で公開中。ゲストはTOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM 有楽町 ボブ・ストックウェルさん。「有楽町ひとさんぽ」はポッドキャストで聴くことができます。全編無料です。​

「有楽町ひとさんぽ」は、有楽町の街の新しいテーマソングを公募するプロジェクト「有楽町うたつくり計画」と連動した超ローカルポッドキャスト番組です。有楽町で働く方、生きる方をゲストに迎え、街の魅力や歴史、展望などを伺っていきます。

<有楽町ひとさんぽ>
毎週月曜日、最新エピソード配信予定。
「有楽町うたつくり計画」公式サイトほかポッドキャストで聴取できます。

<有楽町うたつくり計画>
有楽町の街の新しいテーマソングを創り上げる楽曲募集企画。
一次審査通過者は、音楽プロデューサー・本間昭光さんとのワークショップを通して、楽曲をブラッシュアップし、有楽町の”まちうた”をつくりあげていきます。詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://www.1242.com/project/yurakucho

「TOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM有楽町 」informartion
住所:東京都千代田区有楽町2-9-7 JR東日本有楽町駅高架下エキュートエディション有楽町
電話:03-5843-2787



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