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創業75年の新日の基 西澤えつこさん。歴史ある大衆酒場を今盛り上げているのは旦那様のアンディーさん?

ニッポン放送で40年近くラジオに携わってきた上柳昌彦アナウンサーが、東京・有楽町に関わる様々な人をゲストに迎え、有楽町の魅力やそこで生きる人の思いを聞くポッドキャスト番組「有楽町ひとさんぽ」。

今回のゲストは、戦後すぐの創業 有楽町の歴史ある大衆酒場 新日の基の西澤えつこさん。日の基の歴史とお店の雰囲気を変えた旦那様アンディーさんのお話を伺っていきます。

創業75年「日の基」元々は復員兵の宿舎?

この「新日の基」と隣の「日の基」はどういった関係になっているんですか

両方のお店とも私の祖父が戦後すぐに始めたんですけれども、それが父の時代になって枝分かれしてこちらの新日の基を父が継いで、日の基の方を叔父が継ぎました。今は経営も別なんですけど、親戚同士なので仲良くやっております。

創業なん年くらいになるんですか

75年くらいになるかと思いますね。終戦すぐと聞いておりますね。
最初はシベリアや満州から帰られた復員兵の宿舎だったと聞いています。

いつ頃からこういった居酒屋になっていったんですか

その辺りは私たちもわからないんですけど、うちの祖父が手広く事業をやっていまして、浅草・銀座・有楽町にお店を持っていたんですね。
そして旅館業なんかもやっていたのもありまして、ここは居酒屋をやるって決めたみたいですね。

イギリスで生活するつもりが、帰国して魚河岸に?

西澤さんはイギリスにいらっしゃったんですか

イギリスに留学しておりまして、向こうで就職もしていました。そしてこの店名にもなっているアンディーと知り合いまして結婚しました。
最初は永住するつもりだったんですけど、私がイギリスの天気と風土が合わなくて「私は日本に帰るけど、アンディーはどうする?」と聞いたら「一緒に行く」といってくれました。

アンディーさんにとっては大きな決断ですよね

大変だったと思います。来日して翌日には父に魚河岸に連れて行かれまして、今日から働けとそんな感じでした。
日本に来てから35年くらいになるんですが、ほとんど休まずやってくれています。やり始めた当時は大変だったと思います。

世界のラグビー選手達にも愛された日の基

お店の中にラグビーのユニフォームが壁一面の色んなところに飾ってあるんですが、これはどういうことなんですか

彼がイギリスで高校時代にラグビーをやっていたんですね。それで日本に来てラグビーのチームを作ったんです。当時それでラグビーの知り合いがたくさんできまして、その関係で去年のW杯の時にオールブラックスですとか南アフリカのチームの方もいらしてくださいまして、もう店の中ギュウギュウでした(笑)

有楽町の豊かさ

西澤さんは小さい頃からこの辺りはよく知っているんですか

よく祖父に連れられて、この辺で当時はまだ遊ぶ場所もたくさんありましたね。今有楽ビルの地下がゲームセンターになっていまして、今みたいなデジタルなゲームではなくピンボールですとかそういったアナログなゲームがたくさんありましたね。あとビックカメラが前はSOGOだったんですね。あの辺りを祖父によく連れて行ってもらった覚えがあります。

有楽町の豊かさはどう行ったところになると思われますか。

隣の銀座は高級うショッピング街。大手町や丸の内の方もエリートの方が闊歩するところ、その中でも有楽町ってちょっと庶民的な場所だと思いますね。そういったところに触れに色んな方達がいらっしゃって、また明日も頑張ろうっていう活気をつけていく場所かなと思います。

全編はポッドキャスト「有楽町ひとさんぽ」で公開中。新日の基 西澤えつこさん。「有楽町ひとさんぽ」はポッドキャストで聴くことができます。全編無料です。​

「有楽町ひとさんぽ」は、有楽町の街の新しいテーマソングを公募するプロジェクト「有楽町うたつくり計画」と連動した超ローカルポッドキャスト番組です。有楽町で働く方、生きる方をゲストに迎え、街の魅力や歴史、展望などを伺っていきます。

<有楽町ひとさんぽ>
毎週月曜日、最新エピソード配信予定。
「有楽町うたつくり計画」公式サイトほかポッドキャストで聴取できます。

<有楽町うたつくり計画>
有楽町の街の新しいテーマソングを創り上げる楽曲募集企画。
音楽プロデューサー・本間昭光さんのワークショップを経て有楽町の街のテーマソングが決定!受賞アーティスト5組の楽曲も聞けます。詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://www.1242.com/project/yurakucho

ANDY'S 新日の基
HP:http://shin-hinomoto.com/
住所:東京都千代田区有楽町2丁目4ー4
電話:03-3214-8021


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