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INSCRYPTION:メタメタローグライクカードバトル

ローグライクデッキ構築カードバトルってちょっと前に流行りましたよね。Slay the Spireを始めとして、派生ジャンルもかなりあります。
そんな中、10月末に発売したのがINSCRYPTION。ローグライクデッキ構築と脱出ゲームを組み合わせた感じのゲームですが、かなり面白かったので今回はその感想記事になります。

ローグライクデッキ構築×メタ探索

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INSCRYPTIONは不気味な部屋の中から始まり、ゲームマスターの導きの元、テーブルの上でカードに興じるゲームになってます。
カードゲームシステムは少し前に流行ったローグライクデッキ構築もので、ランダムで入手できるカードのシナジーを考えるのが楽しかったです。バトルも次の相手の行動を予測して自分の行動を選択するタイプで、詰め将棋みたいで面白かったです。動物をモチーフにしたカードデザインもどこか不気味で素敵でした。

そして、INSCRYPTIONではカードゲームが行われる部屋の中を探索できます。この探索が中々巧妙。
部屋の中にはパズルが色々あるんですが、それを解くと新しいカードやアイテムを入手したり、ゲームの進行に必要なヒントを聴くことができます。
この卓上で行われてるカードゲームから見てメタ的な視点での探索が新鮮でした。カードゲームのダメージ計算に使う天秤にある物を載せて、無理やりダメージを増やすのとか衝撃的でしたね。このメタ視点というのはこのゲームを通じてのテーマだと思います。

序盤のヒント

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ローグライクデッキ構築カードバトルは難しい部類のジャンルだと思います。というわけで序盤のヒント、もとい自分が気づいたものを書いてきます。もっとも、この記事を見る方には必要ないと思いますが。

敵のデッキは有限
敵の場にカードがなければこちらの攻撃はそのままダメージになります。そして、敵のデッキは有限なのでどこかのタイミングで場にカードが出てこなくなります。なので、序盤は敵にダメージを与えるよりも場のカードを排除することに専念した方がいいです。

リスはしっかり強化
リスはいわゆるリソースカードなので常に使います。なので、強化する優先度は高いです。
リスのカードには探索で手に入る銅像を完成させることで効果を付与できます。特に強いと思ったのは生贄にしたときのコストを1から3にするものと、破壊されたときに同じカードを手札に加えるものです。特に後者はいざというときに壁にできるのとリソースカードをドローしなくてもよくなるのでかなり強いです。自分がクリアしたときもその構成でした。

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そういえば・・・

カードゲーム部分も探索部分もかなりクオリティが高いゲームでした。プレイしてて、常にプレイヤーを驚かせてやろうという開発者のこだわりを感じました。

そういえば、このINSCRYPTIONというゲームは昔、アナログのトレーディングカードゲームでしたよね。かなりマイナーなゲームですが、動画配信者のラッキー・カーダーの開封動画なんかで紹介されてました。そのときは動物以外にもロボットやアンデット、魔法使いをモチーフにしたカードがあったと思います。デジタルゲームの方のINSCRYPTIONにもいつか実装されるのでしょうか。

あと、ラッキー・カーダーも最近動画あげてませんよね。今なにやってるんですかね。

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