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一歩一歩の話。

本日、生理予定日を迎えた






実は
生理予定日から使用できる妊娠検査薬で
生理予定日2日前からフライングをし
陽性反応が出ていた





1年ぶりの陽性反応




うきうきしたまま生理予定日を迎えるはず、
だった



夜中、
ふとトイレに目が覚めたときのこと
自覚症状として最もはっきりしていた乳頭の痛みが弱くなっていることに気づいた




え、、
おかしい、明らかにおかしい
これ絶対だめなやつだ!!!!!





それだけでなんだ、と
思われるかもしれないけれど
前回陽性反応が出て化学流産したとき
乳頭の痛みは数少ない自覚症状のひとつであり
これがあるうちは大丈夫、と
勝手に心の頼りにしている症状であった




だからって、どうすることもできない
できないのだけれど、





でも、この交感神経ばりばりの状況じゃ寝られない!!!!



本当にごめん、
と思いながらも夫を叩き起こし
あーでこーでどうしよう!!!!!!
とめそめそすること30分



話したことで冷静になり、
結局は安静にするしかなく
基礎体温や妊娠検査薬を試してみる以外どうしようもない、
と当たり前の結論に至って寝ることにした




目が覚めたのは5時
基礎体温はやや下がったものの高温期の範囲内




妊娠検査薬は、
明らかに前日よりも薄くなっていた




前回と同じだ






まだ妊娠していることも妊娠していないことも確定していないのに
たった2回しか経験していないのに
なんでいつもいつもこうなるんやろう、
と涙が出た




どうしようもないけれど
ひとまず婦人科に電話してみた
できることは安静と
サポートとして内服しているホルモン補充の薬をもう少し長く飲むことだと言われた





診察に行き
いまはわからないからまた来週来てください、と
前回と同じことを言われ
拒絶反応を抑制するためのサイレイトウという漢方を処方してもらった





まだ、わからないのに、
どこかでもう諦めている自分がいて
わたしが信じなきゃ誰が信じるんだと
自分を奮い立たせた




夫はずっと付き添ってくれて
家事も自ら全部してくれて
感謝しかでてこない




妊娠しないのはわたし個人のせいだけではない
それはわかっているけれど
この優しい夫をこれ以上悲しませたくないだとか
両親たちに早く孫の顔を見せてあげたいだとか
職場で子供のことを聞かれるストレスから解放されたいだとか




自分でもよくわからない気持ちで
ぐっちゃぐちゃだった







暗い顔をしながら
婦人科の待ち時間に楽天マガジンで雑誌を読んだ



そこには池江璃花子選手の記事が載っており
何があっても諦めないことについて書かれていた




比べるのも烏滸がましいけれど
人生辛いことって自分だけじゃない
みんなそれぞれに辛い経験をしながら生きているんや、
そう思ったら少し肩の力が抜けた




わたしはいまできる最善を尽くした
それならばもうどうなろうと結果を受け入れるのみだ、
そう思えた




落ち着いてくるにつれて
まだ起きていないことに対して
くよくよ悩んでいたことに気づいて
冷静になった




ひとはひと
わたしはわたし




いままで真っ白だった妊娠検査薬からしたら
陽性反応が出たのは一歩前進である




辛いことばかりに目を向けず
良いことにも目を向けなければ




自分にできることを理解して
それを実践したならば
あとはできる限り余計なことを考えない



まだ気持ちの整理はつききらないけれど
次の受診日まで
わたしのできることをして待とう、と
いまはそれだけだなと思った

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