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優しいことばとサイクリング
Applewatchの振動で目覚め、
家族を起こさないようにそ~っと布団を抜け出し、
朝ごはんを一人もそもそと食べてから出勤する。
そんな平日をずっと送っていたから、
朝、家族と一緒に起きて活動することに
私はもちろん、
家族だってまだペースをつかめずにいる。
キッチンは渋滞するし、
身支度の順番がちょっとでもかわると
「ママ、いつもはそうじゃないの」と
ご指摘が入る(笑)
でも、ここまではまぁ、想定の範囲内。
想定の範囲を超えてきたのは、
子どもたちがちょっと甘えんぼさんになったこと。
常々、「おとなが一人の時は協力よろしくね」なんて
話していたことが災いしたのか?
ママがいる朝、
「ママ!」「ママ!」と
パパを拒否してみたり、
クネクネしてわがままを言ってみたり、
食事をボイコットしてみたり
・・・(笑)
どうしたもんかなぁ~と思って、
状況を眺めていると、
パパが一言
「もう!ママがいるとわがままになっちゃうなら、
ママ捨ててくるよ!」
(・Д・)
捨てる、って表現がおかしかったけれど笑
同時にうれしかった。
「またママに朝からお仕事行ってもらうよ!」
と、夫は言わなかった。
私が悩んだ挙句辞めたことも、
辞めた理由の一つに
「みんなで朝ごはんが食べたい」というのがあったことも、
慮って選んでくれた言葉のような気がして、
じんわり心があったかくなった。
辞めたばかりで、今後について不安はもちろんある。
もう少しうまく立ち回れたんじゃないかと
ふと思う瞬間もある。
でも、
選んだ道が正解だ、正解にするんだ。
そんな気持ちで、
今日は通勤途中の駅に置いてきた自転車を救出しに行ってくる。
10キロのちょっとしたサイクリング。
さようなら、さようなら。
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