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功労者賞を頂いた話

受賞された賞はどのようなものですか?


NEC技術士会に貢献された方に遠藤名誉会長(元日本電気代表取締役社長)より贈呈されるものです。NEC技術士会の活動に尽力された方の他、若手で顕著な活動をされた方に贈呈されます。

当方については、「電気資材アクセサリー制作活動による、技術士の領域の拡大」に尽力したとの評価を頂き、NEC技術士会幹事会での協議の結果、受賞が決まったと伺っております。



受賞に至った経緯を教えてくださいor活動の概要を教えてください


電気工事士実技試験で使用する工具、電線、電気材料を使用して作成する『電設資材アクセ』を通じて、電力の安定供給に携わる方々へのリスペクトを示し、様々なバックグラウンドを持つ人が主体的に電力供給事業にかかわるきっかけになることを願って、活動しています。ポテンシャルと専門性を持った人々(若年層や別の専門分野を持つ人)が自然科学技術の世界に興味を持つことで、電力業界や技術士コミュニティの可能性を広げていく方が増えることを願っています。

電気資材アクセサリーはツールの一つであり、アイデアソン/ハッカソンの開催や電気の性質を利用したアート作品の制作・展示についても企画しています。日比谷公園でテスラコイルによる放電のアート作品を見られる日も近いかもしれません。



いつ頃からこのような活動をされているのですか?



2019年夏頃、当時の新規事業推進部で本格的に当社として電力関連の事業創出の一歩を踏み出し始めた頃です。アクセサリーと電力安定供給についてのカフェでの企画展示のお話(2021年8月)を頂いてから、電気新聞記事掲載(2021年9月)、高圧変電所見学(2021年11月)、二コラ・テスラの出身地である在日セルビア大使館への訪問(2022年1月)、セミナー講師依頼(2022年5月)、NEC技術士会功労者賞受賞(2022年10月)、千代田区長へのアーティストコミュニティ提言に絡めた発表(2022年11月)と活動自体が社会から必要とされ続けていることに感謝しています。


活動を始めたきっかけは?


新規事業開拓のプロセスで電力事業に関わる方々と実際に対峙する中で、「電力は当たり前に供給されるものではない」ということを知り、電力安定供給への関心をより多くの方とシェアしていきたいと思ったことがきっかけです。

電気資材アクセサリー制作を通じて多くの方とのご縁を頂く中で、様々なアイデアを頂き、STEAM教育カリキュラムの作成、電力安定供給を伝えるアート作品、アーティスト活動によるコミュニティの維持といった提案につなげています。

今後の抱負等あれば教えてください


技術者の視点で非技術士として生きていきたいと思います。『高度な知識と実務経験を持ち、常に最新の情報・技術をアップデートし、新たに起こる問題の本質を捉えて課題に取り組み、常に環境の改善と生産性の向上が実現するよう働きかけ続ける存在』が技術士と認識していますが、日常生活にも応用できる姿勢と感じている為です。

また、自分だけではなく、一定の閉じられた世界にいる方が、別の世界に触れることで自身の創造性や専門性をより高めていくのを見届けることに関心があります。

少しでも共有できる思いがあったのであれば嬉しいです。 電気を届けるしごとに思いをはせる「白金プラチナ電設」もご贔屓に。