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kazumaogiso
「真夜中の職質」〜140字小説『#怪異が本当に出る町』投稿作品より〜
SiDe.A
夜中に散歩していたら、警官が声かけて来たんです。
これが噂に聞く職質ってやつだなって思ったら、「ちょっと失礼」って言って、突然、粉を掛けられたんです。
驚いていると「もういいですよ」って。
帰宅後に服についた粉を確認したら、塩でした。
正体がバレなくて良かった。
SiDe.B
夜のパトロール中、散歩中の女性を発見。こんな時間にこの道を歩いているのは怪異の者の可能性が高い。私は呼び止め、携帯していた塩をかける。
彼女は少し驚いた様子で、姿が揺らいだが、抵抗はしてこなかった。今回は初犯なので見逃す事に。
次に私の縄張りに侵入したら……
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