韓国の住宅事情 その1

住宅と言うよりは、不動産事情と言うべきか。
我が家は1年前にソウル郊外のアパート(韓国では日本で言うマンションをアパートと呼ぶ)に引越して来た。その前は、ソウル市内の中心部から少し離れた高層アパートが密集する住宅街に2年住んでいた。

再開発によって出来た巨大なアパート群。地下3階地上23階建てくらいのアパートが40棟以上あったかな。確か総世帯数が3500くらいだったかな。
もちろんアパートの敷地内にスーパーや美容院、コンビニ、薬局、病院、パン屋、ピザ屋、区役所の出張所などがあって高校と中学校まで新設されたから、これだけでひとつの街みたいでしょ?アパート内でほとんどの用事が済んじゃうからとても便利だった。
家は新築なので文句無しにキレイだし、間取りも日当たりも申し分なく、家賃も相場だったし出来ることならずっと住みたいと思うほど凄く気に入っていた。

入居開始時にはまだ空室があり、あまり人気がないような雰囲気だったのに私たちが入居後、バスの路線が整備されソウル市内のほとんどの繁華街に直で行けるようになり、アパート周辺にもいろんなお店が出来てどんどん入居者が増えていった。まさに、再開発大成功!と言うべきか。

入居者が増えても、敷地内の至るところに公園やベンチがあり季節ごとに変わる花が沢山植えられて緑も多く、さほど窮屈に感じなかった。

家の契約は2年で、更新時に家賃や諸条件の見直しがあるのが一般的で、我が家も同じだった。

入居して間もなく、徐々に周辺の土地単価が上がりはじめ私たちが契約更新をする頃には2年前の2倍ちかくになっている部屋もあった。

ということは、今と同じ条件でまた2年住むのは到底無理…分かってはいたものの、どの程度まで家賃が上がるのかドキドキしながらオーナーからの提示を待っていた。

オーナーからの提示は、現在の家賃より6万も上乗せしてきた。

ひぇーーーーなにそれ‼︎
あり得ない‼︎‼︎

同じ家なのに、2年落ちなのに何でそんな強気なの⁈ちょっと酷すぎ…なんか衝撃的過ぎて目が点だった。

つづく

#韓国 #海外移住 #海外生活 #住宅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?