6月はいつも落ち着かない(後半)
子供の体調が落ち着かない。
春から本当に落ち着かない。
皆様のご想像以上のドタバタが長引いている。
粉薬を子供の口に何袋入れりゃいいのか。
近所の燕の餌付けを見て感情移入してしまう。ひな達は口をしっかり開けてえらいな。
燕さんらは自然のエサを集める苦労がおありでしょう。
人間は小児科から処方箋もらって薬局で薬を貰うまでが本当に戦場だよ。
お互い頑張りましょう。
地域の発表会について
前回書いた地域の発表会。
案の定、不安に襲われていた。
準備期間も短い上に、子供らの咳。
これでは下の子を一時保育に預けられない。
落ち着いて稽古は無理になった。
竹田さんなんてめちゃくちゃ不安だったと思う。
この件に関して1億個くらい質問あったと思うんだけど当日ニコニコしてた。神か?
私は蛙とネズミとツグミをやった。
竹田さんはト書き部分をお願いした。
プリセットを終えて
私達の時間になった。
最前列に私の子供達がすわっている。
待合室でマジックショーのおっちゃんから貰った風船をブンブン揺らしている。
その隣には夫がいる。
友人と友人のお子さんも来てくれた。
その後ろには地域の方々が何人かいる。
沢山のお客様とはいえない。
区の職員の方々が見かねて奥の方に座って見てくれた。
「こんにちわ。説明会に行ってから色々決まるのかと思っていたら既に参加する事になっていてビックリしましたががんばります。
マグネット使わなくてすみません」
とは流石に言えなかった。
「こんにちわ。地域の方々と交流出来たら良いなと思ってます。お願いします。」
そんな感じで始めた。
セリフを話し始める。
「僕はトノサマガエルのブンナ。
今日はこの木のてっぺんまで登るよ」
自分の子供達が見ている。
演技指導の5歳、何とも言えない顔で見ている。
2歳は、おい、ちょ、母、何が始まるんだよ、みたいな顔である。やや不安そうである。
子らよ、母も不安なんだよ。
結婚前から、できれば私に演劇やめて欲しい勢の夫も見ている。
(私があまりに没入するから)
今まで交流した事のないお客様、友人、
私の大事な人達がみてくれている。
その両方がなんとも嬉しくて嬉しくて
危うく冒頭から嗚咽しそうになってしまった。
お母さんは、なんかわからないけど
こんな事とかもやってるんだな。でいい。
それでいい。本当にみんな来てくれてありがとう。
20分の僅かな時間だけども、進むにつれ
会場の空気が柔らかくなっていくのを感じた。最後には、あったかい拍手を貰った。
得体の知れない、マグネットを結局使わなかった比較的若めの団体。なんだろう?って感じでしたよね。職員の方々、地域の方々、
本当にありがとうございました。
私たちの後は、マジックショーのおじちゃん達が花を出したり、キラキラの紙を出したりしていた。
カタワラにリカちゃん人形を置いて、白いタキシードでマジックしている完成された世界観のおじいちゃんがいた。
娘が「、、あのひとミッキーマウス?」と疑っていた。
竹田さんも爛々とした目でマジックショーを見ていた。「トリックを思い出す(ドラマの方の)」と言ってた。
ちくちゃん、本当にありがとう。
本番の日は父の日
夫は2年前にお父さんを亡くしている。
かなり破天荒なお父さんだった。
父の日にやるから、夫とお父さんとのエピソードを物語に少しだけ添えた。
それに気づいていたかは分からないけれど、
ぽつり、ぽつり
「なんか良かったね。、、うん、ああいうことは続けていったら良いよね。」
と言ってくれた。
し、信じられなかった。耳を疑った。
ここまでかなりの攻防があったから。
時には、「身近な人との生活より
知らない遠くの人を感動させることが重要なんでしょ?なんで?」と言われたこともあった。
その時は、二の次になんてしていないよ。
なんか何もかも違う、と思った。
感動させたくてやってるんじゃないんだ。
ちがうんだ、演劇には私が救われてるだけなんだよ。と。
でも彼は本当に長らくそう感じていたんだろう。
そんな夫の心を動かしてしまった。
区民発表会で。区民発表会で!
ここまでしてやりたいんか、、と思わせたのかも知れない。でも良いじゃないか。
とても良い感じじゃないか?
話し合いでなく、演劇の力で何かが動いたのが嬉しい感じするじゃないか。
娘と息子
湯「娘ちゃん、あんまお話は分からんかったかなぁ?次はプリンセスとか出てくるお話にしようかな?」
娘「かえるしゃんでいい」
湯「息子くんどやった?」
息子「歌はまぁ完璧だったかな、、。
でもお母さん!!虫を!食べる時!また忘れてたよ!ベロだすの!」
だそうです。
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