バーチャルオフィス"Gather"で自宅が会社になった
本業のほうの会社で、コロナ禍を機に「Gather」というバーチャルオフィスのツールが導入された。
リモートチームをもっと身近に
いつでも自然に会話ができる
その場ですぐにアイディアを共有できる
と謳っているサービスだが、実際に2年ほど使ってみてとても気に入っているので、使い心地や体験をまとめてみようと思う。
Gatherの特徴
すぐに話しかけられる
まずGatherを使い始めて感動したのは、画面上での距離=会話の距離が表現されている点だ。
実際の画面を見てみるとわかるが、各々の座席があって、その座席にはバリアのようなものがある。
このプライベートエリアに同僚が入ってくると、自動的に「同じ空間にいる」と認識されて、音声がONになり互いの話し声が聞こえるようになるのだ。
まさに、オフィスで同僚の座席に話しに行く感覚に等しい。
また、プライベートゾーンを出ると共有スペースとなり、音声がONになっている状態なら通りすがりに話すことが可能だ。(アバターが遠ざかると声も遠ざかっていく仕組み)
プライベートゾーンと共有スペースは干渉することがないので、このハイライト部分に入らなければ周りの話し声は聞こえない。
Gatherの「簡単に話しかけに行ける機能」のおかげで、リモートワークのはずなのに、距離を感じることなく気軽にやり取りができている。
アバターや家具をカスタムできる
各デスクは部署によって割り振られているが、そのデスク自体をデコレーションしたりアバターをカスタムすることに会社的な制限がないので、割と自由に、気分で変えたりしながら楽しんでいる。
操作が圧倒的に楽
Gatherで特にお気に入りなのが、操作性だ。
どういうことかというと、
例えば話しかけに行きたい同僚が自席にいない場合があったとして、どこにいるか目視で探すのは面倒だ。そんな時は、メンバー一覧から同僚をクリックして「フォローする」を選択すれば、操作しなくても勝手にアバターが同僚の元まで連れていってくれるのだ。
会議室に移動したい時も、会議室のどこかをダブルクリックすれば操作せずとも勝手にアバターがそこまで勝手に動いて移動してくれる。
Gatherで自宅が会社になった
リモートワークが会社に導入された当時は、小さい会議でも事前に時間を調整したりZoomのリンクを発行したり、軽く話しかけたいだけなのに「今話しかけても大丈夫かな」と相手の様子をSlackで伺う…なんてことが日常だった。かなり不便だったと思う。
Gatherを導入してからは、
ステータスで「今話しかけて大丈夫」が可視化される
会議室がシームレスに存在していて、開始コストがほぼかからない
アバターによって、オフィスにいる感覚になれる
といった具合に、リモートワークがかなり円滑に進むようになった。
今では月に1回以下の出社になったが、特に支障なくリモートワークができるようになったし、同僚とのコミュニケーションで困ることもない。
何より、アバターが自分の身代わりっぽくて可愛らしいので、使えば使うほど愛着が湧くし、家具のカスタムで気分転換もできるのがいい。
使用規模が10人までなら、無料プランでも十分使えそうなので、まずはミニマムのチームから導入してみるなんてこともできそうだ。
※PRではありません。
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