見出し画像

ある子に影響力を受けすぎているっていうラノベ書けそう 序章

こんにちは、柚乃です。

タイトルの通りある子に影響を受け過ぎているっていうラノベ書けそうな件について僭越ながら書いていこうと思います。

こういうの本格的に書いたことが無くほぼ無謀な挑戦ですよろしくお願い致します。

0.その時は来た

変な髪型で変わった子だな。
これがその子との出会いだった。

桜咲く頃、新しく入る学校。
長い階段を昇った先に教室がある。
入学式は校舎ではなく別の場所で催された。
特に記憶に残るようなことはなくただ平然と過ぎていった。
そんなことを思いながら重い足をあげて長い階段を昇る。
日頃から運動不足の私にとっては息切れは必須であった。
教室につくと出席番号順で既に席が決められていた。
幸いにも1番後ろの席であった。
緊張のあまり誰とも会話をすることはなかった。
しかしホームルームを終えて下校になった時、日時について聞きたいことがあり担任を尋ねた。
とある子も私と同じことを担任に訪ねに来ていた。
ぱっつんで眼鏡、独特な風貌を漂わせていた。
未だに何かは分からないが曖昧な何かを感じていた。

その翌日、教室までに立ちはだかる長い階段。
それはこれから毎日のように戦うことになるのかと頭を抱えていた。
そんなことを思いながらそれを目の前にした所まで来たところに昨日の変な髪型の子がいた。
「あれ昨日の…」
相手も私を昨日のことで薄ら認識していたようだ。
アニメかと思った。
アニメの主人公は辺鄙な所でその後友人となる子に会ったりする。
それもあの時の!みたいな印象的な出会い方だ。
一時的にアニメの世界では無いかと錯覚に陥った。
それがその子との出会い。
このように思っていることを話したことは無い。
しかしこの出会い方は、今まで生きてきた中で1番印象的でアニメのようだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?