噂だけの世紀末
昨夜は、稀に訪れる“マジですごい曲を見つけてひとりで鳥肌をたてる夜”だった。いとうせいこうさんの曲。
金曜Eテレのビットワールドで親戚並みに馴染みのあったいとうせいこうさんが、日本のヒップホップの先駆者だったと知ったとき、人生レベルの伏線回収具合がえげつなくて、なんというか、ドン引きした。何それすごすぎ。
桂歌丸さんの枕の中の、「今の世の中で頭の悪い子どもなんざひとりもいません」という言葉が大好きで、何度も何度も口の中で転がしてみる。
でもさそう考えると、
野村萬斎と日本語で遊んだり、ゆうがたから本格的なクインテットを聞いたり、
ベテラン声優さんの演技スキルと才能のマシンガンを受けたり、
いとうせいこうとかバカリズムとか言語センスお化けの大人たちと一緒に大喜利してケタケタ笑ったり、
そうやって育ってきたうちらの感性、どびっきりハイセンスでぴかぴかで魅力的に決まってるよな?
Eテレが面白いことも、ディズニーランドやカラオケに行きたいことも、人に話した時点でぜんぶ相手の価値観の中に吸収されていく
HSPとかジェンダーとかフェミニズムとか自主性とか、私も、みんなも、この世界に日本語の使い方をわかっている人間なんてひとりもいないんじゃないか?って思うことがある
人に言われたくないことを、自分は簡単にフォーユーしてしまう
そういうの、悔しくて涙がでるけど、それこそが人間の持つ愛だって知ってるんだ〜。でも涙は出るんだ
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