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少し、推しと私の話を。

 数え切れないほど、推しの好きなところがあります。推しはとても格好良くて、したたかで、逞しいです。沢山お話したいです。
 でも、今回は好きなところの一番核になる部分を少しだけ、お話しようと思います。

 私は小中高とスポーツをやっていました。そこそこ強いチームでプレーして、大学の推薦書に書けるレベルの成績も残して、今の時代には合わないような指導も受けてきました。

 2017年、ヤクルトは皆さんご存知のように「96敗」しました。正直私自身の事で精一杯で、贔屓チームの勝敗なんて気にしてられませんでした。私の練習が終わったら試合大体終わってるし、、、。
 怪我人も多かったですよね。離脱者沢山で、まーチームとしてしんどかったんだろうなと思います。

 この年、私のチームも怪我人で離脱者多かったんです。その離脱者の「代わり」として私はコートに立っていました。
 案の定ひねくれてしまってたんですよね。結局そいつの「代わり」なんだっていう劣等感。でもそいつはなかなか帰ってこなくて。結局私はそのまま最後までプレーし続けました。心が腐ったまま。色々ありました。意識の低さと酷いプレーで何回怒られたことか。

 私がそいつの「代わり」としてコートにたっていた時、推しも離脱者の「代わり」にグラウンドに立っていました。
(推しのことあんまり代わりって言いたくないけれど、でもやっぱりあの時は代わりだったなと。)

 私とは全然違いました。

 まだまだ先に入ってた先輩に劣るところは沢山だけど、推し自身の良さを生かすプレー。自分を見失わず、自分なりに自分らしく。途切れない声。謙虚に礼儀正しいその姿。ストイックにかつ無我夢中に野球をしていました。

 誰かの「代わり」なんて感じさせない位に。

 きっとチームのレベルに自分の技術が追いつかなくて悩んで折れそうになった日もあっただろうと思います。バットを振っても振ってもうまくいかずに、大事な場面で打てず下を向いた日もあっただろうと思います。
 それでも必要とされている限り、グラウンドに立ちプレーをし続けチームの為に力を尽くそうと頑張る推しは、死ぬほど格好良かったです。(推しにズブズブいったのはこの時からです。)



 推しは私にとって憧れの、理想の選手像でした。


 スポーツをやらなくなった今も、その思いは変わりません。こんな選手でありたかったなあと思いながら推しのプレーを見ています。

 これが私の推しの好きなところの、一番核になる部分です。

 本当はこの日のプレーが、とか、この日の帰りの表情が、とか、このエピソードが、とか深く掘ろうと思えばいくらでも掘れるんです。もちろん私の話も含めて。笑

でもまあいつかまた、お話しようと思ったときに。

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