漫画アプリのチケットについて

2、3年前にニュースなどで取り上げられていた違法漫画サイト。これらは非常に腹立たしいことに間違いはないのだが、自分はその時漫画は紙で見るものだと思っていた。

自分の漫画の出会いは、少年ジャンプである。コロコロコミックなどを買ってもらえなかった幼少期であったので、小学生4年生でこれまた兄のジャンプを一緒に読んでいたのを覚えている。(結果的に弟という生物は兄の影響なくして生きては行けない)この時、ジャンプは『ワンピース』や『BLEACH』が連載していた気がする。もちろんこれらの王道漫画にも熱狂していたし、日本中の男子の性を触発した『ToLOVEる』にビンビンに触発されていた。(後にアニメ版『ToLOVEる』OVAの動画も友達に土下座をして借りた。なぜOVAだったかは、、、、お調べ願いたい)

日本の児童として、それこそ王道の漫画の入り方をする自分は、『シャーマンキング』『NARUTO』『スラムダンク』『GIANT KILLING』などなどを見ていくのだが。絶対的な紙媒体信者であった。

違法サイトのニュースの時、少し調べてみるとネット上には「公式アプリで読もう!」という文言とともに、アプリのDLページに飛べるURLが貼ってあった。そこから、集英社の公式アプリ「ゼブラック」をダウンロードした。

そこには、かつて紙媒体で貸し借りした漫画や、捨ててしまった漫画、途中で読むのをやめた漫画、全く知らない漫画など多くの漫画のタイトルが転がっていた。

少年時代に児童館で見た漫画の棚をみるような感動が広がった。あの膨大な量の漫画を上回る量がここにはある!紙媒体の良さなどはどこぞへ、この膨大な漫画を浴びたいという思いしか、自分の中にはなかった。

皆さんも普段使っている方もいるだろうが、公式アプリは無料で読める話が多くある。最新刊や、〇〇話以降は見れない作品などまちまちなのだが、ほとんどの作品がかなりの話数を見れるようになっている。もちろん、図書館のように一気に全て見れるわけではない。作品1話に対して24時間で1枚のチケットが配布される。(ゼブラックの場合は23時間)また、どの作品でも4話だけCMをみると見れる権利が与えられる。

つまり、24時間の間で最大1作品5話見れることになる。(チケット1枚・CM視聴で得られる権利4話の合計)アプリを発見した当時は、この権利をどの作品に配分するかなど頭を悩ませながら24時になるのを心待ちにしていた。もちろん上記した作品をもう一度見ることも、初めての作品を見ることも様々に利用した。

以上のように、アプリを最大限利用していた生活を2、3年過ごすと一旦飽きるという時期ももちろんくる。2ヶ月前まで一旦落ち着いていたと思っていたのだが、、、、、再び24時を心待ちにしている自分が。。。

その要因となった作品。。。それは。。。『HUNTER×HUNTER』である。

天才・冨樫義博先生が、1998年から連載を開始され、連載休載を繰り返していまだに未完の作品である。奇しくも自分と同い年のこの作品。本当に大好きで、単行本も全て持っている。自分は連載が再開されると少年ジャンプの販売部数が跳ね上がっている要因の1人でもあるし、(習慣的にジャンプは買っていないのが現状)Twitterのトレンドに#連載再開とあると心躍る1人でもある。(何回騙されたことか!!!)

そんな自分がなぜ本棚中央の単行本を横に、24時を心待ちにしているのか。

自分でも不思議であるが、あれを読み始めると第1巻から最新刊まで読み始めて夜が明けてしまうことはわかっているのでセーブしているのかもしれない。

「クラピカと一緒に旅していたな〜」「まだ洗脳は終わってない!頭に針が刺さっている!」「ハンゾーって魂抜けるもんな〜」「幻影旅団編おもろ!」「いや!やっぱりグリードアイランド編か!」「ヌキの技術すご!」

などなど新鮮に思っている自分に驚かされるし、この作品の厚みと強さに阿鼻叫喚する。

さて、私は今、16回目のゾルディック家からキルアを救出しようとしているところである。

晴天 33度


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