アプリより人じゃん2024/4/18

ミスとは思わないのだが、結果的にミスっぽくなった話。

昨日の午後(5.6限目)については、1学期予定表に『新入生歓迎会』と書いてあった。

私はその日の5限に2年生の授業が入っているのだが、じゃあ授業がないのかな？ と考えた。

先週、他の非常勤の人達と話した際、「この先、行事でなんだかんだ授業が無くなることが続く」と聞いており、たしかにその翌日は『健康診断』で終日授業無し、という情報も重なって、『新入生歓迎会』＝『全員授業無し』と考えたわけだった。

さらに、2年生や3年生のクラスの出席簿を見てみると、担任の文字でその日の5.6限目の欄に『新入生歓迎会』と記入されている。なるほど本当に授業が無いんだな、とますます確信を深めた。

一応念のため、その日の朝、隣の席の非常勤の二人に、「今日は5.6限目は授業が無いんですよね？」と確認すると、「今日の午後はもともと授業がないからよく知らないです」と言う人もいたが、もう一人が「そうね、新入生歓迎会ね」と答えたので確定した。

それでもダメ押し的に、3年生の授業に行った際、「今日は午後は新入生歓迎会だから、授業は午前中だけでちょっとほっとするね」とみんなに話しかけたし、「歓迎会って何をするの？」 と聞いたりもした。「あの子が知ってるよ！」みたいな感じで名前が挙がった子がいたけど、その子が詳しくは言わなかったから話は流れた。

ということにより、私はその日、『午後は授業無し』と疑わず、4時間目の後に少し仕事を片付けて帰ったのだった。

ところが、5限目が終わったぐらいの時間に学校から電話がかかってきた。
「今日の5限目は授業があったのですがどうしましたか？」と言う。
生徒が、「先生が来ない」と呼びに来たらしい。
私が「今日は歓迎会で授業は無いんじゃなかったですか？」と聞くと、「2、3年生は授業があります」と言う。
私は勘違いをひたすら謝った。
学校の人は、「LINEとアプリで情報を流しているので見るようにしてください」と言い、電話は終わった。
私がすぐに謝ったこともあり、そんなにしつこく怒られたわけでもなかったのでよかったが、私の中には、授業に行かなかったことについての罪悪感が強く残った。
こんなこと今まで無かった……。
授業をすっぽかした……。
生徒を待ちぼうけにさせてしまった……。つらい。

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さて、『LINEとアプリで情報を流しているので…』の問題だが、たしかに、学校専用のアプリをスマホにインストールさせられている。初日に言われて、嫌だな～絶対嫌だな～と思ったが、その声を差し挟む隙間が見つけられず、最初から変な人と思われるのも怖くてうなずくしかなかった。
「LINEグループも登録してください」と言ってきたのに対しては「LINEやってないんで」とぎりぎり断ったが、内心どきどきした。本来はアプリをインストールするのもお断りの性分だが、それが一般的ではないらしいことも私は知っている。

私のスマホに？ なんで仕事のアプリを？ 入れなきゃいけないんだ？？？？
なんでみんな平気なの？！？！

しかもそこにアップされる情報は高い確率でPDFなので、ダウンロードするたびに私のスマホの電池と容量を消費するよね？ 確認後すぐにデータ消去するとしても、消費の事実は消えないし、その動作がいちいちダルい。何度も言うが、私のスマホだからな？

もちろん情報が更新された際の通知は切っており、職場以外で仕事のことを考えたくないからみずからアプリを開くという動作もしていない。

前の学校でも専用のアプリがあったが、基本的には貸与されたiPadを使い、学校にいる時間に情報を確認していた。
自分のスマホにインストールするのは最初拒んでいたものの、結局は便利さに負けて「許可」し、情報を見られるようにはしたが、それはまあ、半分自分の意志ってことでそこそこ納得した上での処置だった。それで、スマホでアプリを開き、情報を確認するということもできた。そうか。私は「納得」が必要なんだな。

ところが今の職場では、私のスマホなのに無理やりアプリをインストールさせられたことに納得がいっていないので開きたくない。iPadも貸与されていないから他に術がない。
それで一応、せめてもの確認という意味で他の非常勤の人達に聞くということをしたのだが、その情報は間違っていた。その人達はもともと午後は授業がなく、関係が無かったようだ。

彼らを責めるつもりはまったくない。けど、普段確認できる相手が少なすぎるというのも、前の学校との違いらしい。こっちではほとんど人と情報を共有できないということに私は気付かなかった。
アプリより人でしょ、とさえ思っていたし、ミスしてこんなにショックを受けている今でさえ、その信念に揺るぎはないよ。

てか、ミスったのか？ そうとも思えない。たしかに、アプリを開く抵抗感さえ一瞬我慢すればよかったのかもしれないが、それに代わる確認行動を何重もしたつもりだ。

おそらく、アプリを開くべきだったと「反省」することを求められていると思うのだが、何だか納得がいってないからさらに考える。

やっぱりどうしても、アプリを開くべきだったと「反省」できそうにないので、そのかわりに、スケジュールの違う非常勤の人達に聞くだけじゃなく、中の人に聞くべきだったと「反省」したい。
それだ！

来週、「すみませんでした」と言う際には、その気持ちで、「これからは中の人に(アプリへの不満は言わなくとも)直接確認しに行きます！」と伝えたいと思う。

あーなんかすっきりした！