カプセルワードローブ計画①手持ちの色の数と選び方

そもそもの話

もともと色に対する関心は高いほうではあったと思うのだけれど、3年前にパーソナルカラー診断を受けて以降その傾向は強くなる一方で、これまでに随分とファッション関連の指南本を読んだように思う。
大体のものは同じような内容が書いてあるのだけれど、その最たるものは3色ルールのように思われる。
コーディネートの際に全身を3色以内で作るというもので、毎日選ぶのではなくあらかじめ決めた3色しか服を持たないというルールを提案する本もある。
いくつか読んだ中で私が読みやすいと感じたものを参考書として二冊提示すると

クローゼットは3色でいい 杉山 律子

今ある服でおしゃれに見せる「軸色」の法則 谷口 美佳

こうしたものを読んで感じたことをいくつかの記事にまたがってメモがてら書いていこうと思う。

結論から言うと、手持ちを3色に限定するのは現実的ではないのではないかと私個人は感じる。
なので、どういう色を持って、どう組み合わせるかのルール付けを自分なりにしてみようと思うようになった。
もちろん、いろいろな本を参考にさせてもらった上でそれぞれから影響を受けてはじめて成り立っている考えだというのが前提だ。
私の場合、メインの3色+サブの3色以下(+小物などの色3枠)というのが色数としてもちょうどよくて組み合わせのルール化がしやすいのではないかと思っている。

ちなみに色見本は↓こちらのサイトで生成したものを使用させてもらっている。

メインの3色の決め方

メインの3色例

ここでメインの色の決め方は
A.暗色
B.白系
C.差し色
一つずつ例を挙げていく。

A.メインの暗色

候補としては
・黒
・茶
・紺
・カーキ
・バーガンディ
色見本一例としては↓の雰囲気だけれど、暗い色だと感じれば好みのものでいい。
わかりやすい用途としてはジャケットを選ぶ際に候補になる系統の色。

暗色の色見本

B.白系

白は必ず入れろというのはほとんどの本に書いてあるのでおとなしく従う。
ただし、白系の候補は幅広く取って、選んだ系統の白以外は持たないように徹底する。
完全一致はしなくとも、例えばアイボリー系を選んだのに手持ちに純白を混ぜるようなことはしないということ。
出かける時は大体一つくらい白いものを持つのだろうから、その時自分が身に着けているものと比べてみて違和感を感じなければいいと思う。
以下の色見本は左から ivory / ghost white / white / snow という色名で出てきたもの。単体だとどれも白だと感じるが並べてみると結構違う。
制服やスーツのインナーシャツで着ていて白は白でも微妙に似合わないと感じることがあると思う。
あえて似合うと感じる白はよっぽど感覚が鋭くなければないと思うので、似合わないと感じない白系を選ぶのがいいと思う。

白系の色見本

C.差し色

暗色、白系以外の色で「色」と感じるもの。
できればグレー、ベージュなどのニュアンスカラーは避けたい。
(なぜならこの次の段階のサブカラーでその位置づけを選ぶから)
例えば、赤、青、緑、黄色、橙、紫、ピンク、水色、レモン色など。
系統としての色名を挙げただけで色味は好みでいい。
例えば赤でも、オレンジがかった赤を選んだならそれに近いものを集めるようにする。赤でも紫っぽいものは持たないようにする。
パーソナルカラー診断を受けていてベストカラーが気に入っていればそれが一番いいと思う。
個人的には、アイシャドウにした時に(ブラウンやベージュ以外で)一番好きな色、使いやすい色、華やぐ色がいいのではないかと思っている。

サブの3色の決め方

次にサブの3色を決めるけれど、メインだけでできる人はサブはなくてもいい。あくまでサブなので。
どうサブなのかというと
・メインが季節感やTPOに合っていないときに代わりに使う
・全体のつながりやバランスをよくする
・好きな色を増やしたい
例えば以上のような目的で使う。

サブの3色例

内訳は以下の3色。
D.メインで選ばなかった暗色またはメインで選んだ暗色の明度違い
E.ベージュ、グレー、グレージュ、トープ
F.メインの暗色と白系と合わせても違和感のない範囲で自由枠

D.サブの暗色

メインで選ばなかった暗色またはメインで選んだ暗色の明度違い
メインで選んだ色がビジネスシーンだとしたらカジュアルで使う。
メインで選んだ色が秋冬用っぽく見えるなら春夏用の暗色として代用する。
例えばメインが黒だとして、サブがダークグレーくらいの似た色味のものでもいい。
色数が多いと感じるならなくてもいい。

E.ベージュ、グレー系のニュアンスカラー

一言でいえば秋冬のコート用の色。
ベーシックなニュアンスカラーはバランス調整のためにあったほうがいいけれど、この系統を増やすのが一番収拾がつかなくなりそうな感じがする。
脇のサブ2色にもニュアンスカラーを振るなら最大3色持ってもいいと思うけど、多くてもそれが限度ではないだろうか。
私がこの手の色が似合わないからそう思うだけかもしれない。

ニュアンスカラーの例

F.自由枠

最低限、メインの暗色と白系に合わせても違和感のない範囲ならばなんでもいいと思う。
色数が多いと感じるならなくてもいい。

以上の6色が私の結論になった。
延々と色合わせ色遊びを続ける中で、あれもこれもとならないようにするには絶対に何色以内だとか決めずに、かといって無尽蔵にならずに済むにはと考えた結果、このくらいで留めるのがちょうどいいのではないかと思うようになった。

別枠

別枠として3つ追加する。
G.革
H.ジーンズ
I.金属

G.革

正直なところ、選択肢はブラックかブラウンのみのように思えるけれど、統一しておいたほうが面倒がないように思う。
それ以外でも色を揃えられるなら黒と茶以外でもいいと思う。
革製品を使わないなら設定しなくていい。

H.ジーンズ

よほど好きでなければそれほどたくさん持たないだろうし、色合わせの際に影響する要素なので設定しておくのがいいと思う。
よほど好きであれば例外に回して制限を外してしまってもいいと思う。

I.金属

ゴールドかシルバーかくらい統一しておいたほうが物が増えずに済むと思う。
それか完全にセットアップにしてしまってゴールドのセット、シルバーのセットというように何組かを限定して持つか。

私の場合

私の場合の9色

私のパーソナルカラーはブルーベースの冬、セカンド夏と聞いているけれど夏の色が全く好きではない。
深い、暗い色が似合うのではと自分では思っている。それとグレージュ。
診断後から普段着は黒ばかり着ている。
ブルベ冬ならば真っ白が似合うはずだが自分ではそうは思わない。白ならばアイボリーのような色味のほうが好きなのでそれに合わせるようにする。
なんにせよ別々のアイテム同士で白系の色味が合わないのは格好がつかない。色の雰囲気を一番揃えたいのは白だと思う。
差し色にするなら赤。真っ赤もいいけれど、ややワインやバーガンディ寄りの深みを含んだ赤が好み。
サブの暗色は自分で似合わないと感じるネイビー系以外ならどれも好きだけれど、あえて一色選ぶならカーキ系。
もう一色暗色が欲しければ自由枠に入れたらいいのだけれど、レモン色のような雰囲気のベージュが好きで、全体のバランスを見てそちらを優先した。
中間色にしたグレージュは一番気に入っていたコートの色を基準にしている。
私は自分ではベージュもグレーも似合わないと感じていて、ちょうど混ざったあたりの色味が一番使いやすい。
革は他の手持ちに黒が多いので合わせやすさを考えると黒。
ジーンズは本当に似合わない。青系のジーンズは無理そうなので買うときはグレーを選んでいるしこれは今後も変える気がない。
ブラックデニムはあり得るけれど、ジーンズ自体がそこまで好きなわけでもない。
金属は両方持ちたいけれど、どちらかといえばゴールドを選びがちな気がする。ブルーベースと言われているがシルバーやグレーが落ち着かない。

この次はカプセルワードローブについて書いてみたいのだけど、気が変わるかもしれない。予定は未定。
気が向けばこの後続けて書くのかもしれない。未定。

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