5月に読んだ創作大賞応募作品#創作大賞感想
2024年のnote創作大賞が始まっていますね。
僕は応募作品を書く側ではなく、読む側で参加していますが、5月も下旬なのでそろそろ感想の方を投下していきたいと思います。
しかし数多いですねー。5月段階でかなりの数になってますので、基本は一部門、それも数が多くないところに絞ってる僕でも全部を追うのは厳しいです。
なので、僕自身も他のかたの感想を足がかりにするところはあるので、この感想もそんな風に使ってもらえたらなぁ、という願望があります。
では早速、作品紹介を。
リンナとカンナ
AIロボットの暴走による殺人事件を中心とした群像劇。
ショッキングな導入から、色々な登場人物の視点を介すことで、事件の真相が少しずつ明らかにされていく構成となっており、「ああ、AIの話ね」と決めつけて読むと大分印象の違うお話になります。
作者さんご本人が別noteで書かれていた通り、前後で整合性の取れない設定があったり矛盾点があったりするのは事実ですが、他視点を飛ぶごとに出てくる新事実が気になって、ついつい先を読ませてしまう、という不思議な魅力のある作品です。
そこに、君の死体が埋まっている
BLの文字が入っていますが、ラブと呼んでいいかは非常に迷うところ。どちらかというとサイコホラー色の方が強い作品かと思います。
淡々と描かれる不条理な世界と、得体の知れない同級生の存在に脅かされる様が何とも恐ろしい。
果たして主人公が、愛という名の暴力に抗うことができるのか。
彼方からの臭気
ブラック感漂う職場の日常風景が徐々に非日常へと変化していく様が何とも不気味な作品。
静かな展開が続く中、結末がどうなるのかと先を読み進めてみると、かなりのトンデモラストが待っています。そう来るのか……
以上、5月に読ませて頂いた創作大賞応募作品の中から、印象に残った作品を上げさせて頂きました。
興味を持たれた方は、上記リンクからGO!