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本に関する定点観測-2022.1-

毎月の読書事情についておしゃべりする、このnoteも1年続けられました。(タイトルはいろいろ変わってしまいましたが、、、)

昨年は買った本について主に書いていましたが、後々その月に読んだものについても書くようになって、そうしたらnoteがとんでもなく長くなってしまって。

読了した本については自分で書きたくなって追記しだしたくせに、Twitterでもツイートしてるから重複してしまう部分もあるし、どうしたものかなぁと思ってました。

その結果、今年のnoteでは以下を柱として書くことにしました。

・買った本について書く!(これは今まで通り)

・読了本についてTwitterでは書ききれなかったor書きたいものがあったら書く!

これでだらだら長くなることも、重複してしまうことも減るはず。


あとは、忙しくて読めなかった月もきっと出てきてしまうから、読んだ本という単語を入れるのもなぁと思って「本に関する定点観測」にタイトルを変えました。

当初タイトルのあれこれに近いですが、これなら買った本、読んだ本、気になる本などなど本に関することを何でも書けるかな、と。

前置きが長くなりましたが、2022年最初の定点観測始めます!

(このタイトルで1年続けたい!)


買った本

今月は全部で5冊。

去年の積読がたくさんあるのと、仕事が忙しいのと、そもそも外に出るのを控えているので今月は少なめ。

でもいい本ばかりでした!



①日日是好日/森下典子


これは昨年母に借りて読んだのですが、自分の手元にも置いておきたくて。

続編ふたつを単行本で買ったので、これも単行本を買ったのですが、持ち運び用に文庫本も買ってしまいそう。

時々読み返してます。




②ミーツ・ザ・ワールド/金原ひとみ


金原ひとみさんは一昨年に「軽薄」を読んで以来、時々読んでいます。

去年は私小説みたいなエッセイ「パリの砂漠、東京の蜃気楼」と、激烈な短編集「アンソーシャルディスタンス」。

時々っていうのが大事で、連続して読むにはどうにもこうにもしんどい。

読み終わった後にぜーぜーはーはーとなること間違いなしだから。

そんな作家さん。

でも、時々読まずにはいられない。

ので新刊を買っちゃいました。



歌舞伎町で泥酔してるところを拾わられた、いわゆる腐女子の由嘉里と、拾ったキャバ嬢のライ。

そんな2人の話です。由嘉里が結構こじらせていてちょいちょい痛々しいところや、あーと頭を抱えてしまいたくなるようなことを考えたり、挙句の果てにはしでかしたりするんだけど、だんだん朝井リョウさんの「正欲」を読んでいた時の感覚に近くなっていることに気づきました。

恋愛して結婚してこどもを育てることが全人類の共通の使命でも幸せでもない。

なのに大半の人はそれを当たり前だと思っているし疑うこともしない。

けど大半の人の幸せが必ずしも、とある人にとっての幸せとは限らない。そのことを思い知った。


最後、由嘉里の決意を応援したい。由嘉里と周りのみんなに幸あれ。





③おやつが好き お土産つき/坂木司


「和菓子のアン」シリーズの坂木さんによる、おやつに関するエッセイ。

東京のお店が多いけど、関西にもお店があったり、通販もあるし、食べたいものリストが一気に増えました。

というか食べたことないおやつ、全部食べたい。

坂木さんの描写が絶妙で、読むとお腹すくし、おやつを食べたくなる。空腹時にはかなり危険な代物です。

空腹時を避けて(お薬みたい笑)、ちびちび読み進めました。

どこにもいけないし、仕事も忙しいし、気になるおやつを片っ端から買ってみちゃう?




④遠慮深いうたた寝/小川洋子


大好きな小川洋子さんのエッセイ!

実は小川さんのエッセイは読んだことなかったので。

装丁が珍しい感じで、つるんとしててまるで焼き物みたいな不思議な感じ。無造作に机に置いてると、本というより焼き物みたい、ほんとに。


エッセイ自体は見開き2ページや、多くても5ページで終わるような短いものばかり。

それなのに小川さんのユーモラスなところ、真面目な一面、不思議な出来事についつい引き込まれていきます。




⑤ボタニカ/朝井まかて


初めて読む作家さん。

実はこの作家さんは前々から薄ぼんやり気になっていたんですが、最新作であるこの本が平積みされているのと目が合い、気がつけば買ってました。

これも縁なのかな。

グリーンの表紙におじさんの可愛いイラスト。

まだ読めてないのですが、さてはてどんなお話なのか。




本屋大賞について

先日ノミネート作品が発表されましたね!

10作のうち、3作品は既に読んでいて、2つは積読中でした。

読んでいたのはこのみっつ。

赤と青とエスキース 青山美智子

正欲 朝井リョウ

スモールワールズ 一穂ミチ


積んでるのはこのふたつ。

星を掬う 町田そのこ

同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬



あとの5冊は迷いどころ。

黒牢城は直木賞も受賞されたし、気になる。

六人の嘘つきな大学生もいろんなところで聞くから読んでみたい。

残り3作品はそもそも読んだことがない作家さんなので悩ましいところ。未読の作家さんの本を単行本で買うのって結構勇気いりません?

ジャケ買いとかビビっときたりとかがないとなかなか。まさにボタニカとかそう。

今は積読を先に読みたいからとりあえずは置いておこうかな。

Twitterを見てると、ノミネート作品を全部読もうとしているor読んだ方がちらほらいて、すごい。


とにもかくにも発表が楽しみです。




連日の過去最多報道で気が滅入るし、毎日寒いし、楽しみがあまりない日々が続いてますが、読書をすることで私は現実の嫌なことから少し離れることができています。

2月もきっと大変な毎日ですが、そうやって本に勇気づけられながら生きていけたら、と思います。


では、また。どうかご無事で。





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