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医療ソーシャルワーカー65(同じ悩み)

 医療ソーシャルワーカーとしてふとした時に毎回悩むことがあります。
それはソーシャルワーカーとしての役割と病院職員としての役割が相反する時です。
 例を挙げますと病院としては在院日数を減らすため、治療が終われば早期に退院することが望ましく、そのための役割としてソーシャルワーカーに依頼が来ます。
 ソーシャルワーカーとしては早期に退院させることをも役割の一つですが、追い出すための仕事ではないので、治療とは別の課題を解決すべく調整することも多いです。
 
 理想は早期に退院調整が出来て、患者さんやそのご家族の課題も同時に解決できれば良いですが、毎回のケースそんな簡単にはいきません。
 ソーシャルワーカーとしての役割を果たせば果たすほど、病院の指示に反して在院日数が延びることもあります。
 医師や看護師からのプレッシャーに耐えつつ、患者さんたちのために動くのは精神的に辛いこともあります。
 私自身、民間の企業に数年勤務していた経験もあるので会社や上司の指示は絶対という環境に置かれていました。組織の意向に負けずに自分の専門性を発揮し続ける難しさを他の病院のソーシャルワーカーさんも感じているのではと思います。

 数か月~1年くらいの範囲で上のような悩みで突然悩みまくる時期に突入することがあります。

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