🇸🇪［スウェーデン留学記_Day20]お別れ、日本に帰国✈️

2024/03/27　ついに日本に帰国する。

この帰国中の時間はほんとにいろいろなことを考えるのだけど、今回はなるべく文章に残してみたからそのまま載せてみるね。

本当につくづく、人に英語で尋ねることに抵抗がなくなったなと感じる。
英語が通じなくて自国語で返ってくることもあるけど、それでも意外となんとかなるからなあと思えている。

多分私は会話の文脈を読むというか、空気を読む能力がすっごく高くて、言葉が聞き取れてなくてもなんとなくわかる。
日本語で会話してて、友達が「あーあれあれなんだっけ」と言葉が出てこない時に、「◯◯のこと？」と推測できることがとても多い。
だから、知らない英単語が出てきても、「あーあれかな」ってなんとなく理解して会話を進められる。
結局第二言語や第3言語って、第一言語の能力にかなり影響するんだと思う。

教授の奥さん（国際結婚）から「ノンリンガル」という言葉を聞いてから、気になって言語習得の概念について調べてみたら、やはりそういう理論があるらしい。

自国語でたくさん話してたくさん本を読むこと、自国語でのコミュニケーションを磨くことが、外国語能力の伸びにもつながると確信した！

写真を見返しながら日記を書いてて思った。
本当に私、スウェーデンのこと大好きになっちゃったんだなあ。

マレーシアのような派手な国、日本との違いが大きい国（発展の仕方や文化背景が大きく違う）を見た後だからか、
たしか初日とかは「あれ、なんか思ったより地味だな…普通だな…」って思ったような気がする（ないしょ）。

でも今街並みの写真を見てて、すごく落ち着くし、建物のデザインも街の雰囲気も好きだなあって思うし、心に何かがじんわりと染み渡るような感じがする。

もっともっと写真撮ればよかったなあ。
どの写真も本当に、涙が出そうなほど綺麗。
なんでこんなにセンスが良いんだろう。他の国と何が違うんだろう。
なんでこんなに違った国ができあがるんだろう。本当に不思議だな。

この国を離れるのがとても寂しい。
寒いし、国民性もめっちゃ明るいわけじゃないけど

寒い中でも強く生きていて、生活を大切にしていて、温かい家の中で家族や仲の良い人たちと過ごす時間を大切にしている。

特にレジャー施設が多いわけじゃないけど、必要ないくらい身近な幸せを大切にしているのだと思う。

オープンな性格ではない、シャイな人たち。
自分の芯がしっかりしていて、しっかり目を見て静かに頷いて話を聞く人たち。

私が家を持つなら、エリックの家みたいに、大きい窓がほしい。
陽の光でいっぱいの空間にしたい。たくさん写真やアートを飾りたい。

また遊びにこよう、絶対に。
日本でも会って、もっと仲良くなって、それで船に乗って遊びに行くの。
幸せってこういうことなんだな。

結局脳内の世界の豊かさで、世界って決まるんだと思う。
脳内物質の比率が変わるだけで、世界の見え方があんなに変わってたんだもの

　こんなに寂しくて、胸が締め付けられるほど、この国を好きになることができて幸せだと思う。

エリック家のみんなと離れることがとても寂しい。
みんなでそろって美味しいご飯を食べて、いろんな話をして、みんなでご飯を準備して、
みんなでお茶を飲んでお話しするという時間の幸せさに気づいた。

子供のことをしっかり見ている。
愛することができている。
帰ってきてご飯を食べて、お風呂に入って、子供の宿題やテスト勉強を見る。
「当たり前」を保つのが大変ってわかっていて、それに集中するために精一杯努力している。

日本でもやろう。
ご飯を作ってたら手伝いながら会話を楽しんで、やり終わったことはすぐに片付ける。
それで気持ちのいい家がキープできるはず。

これは○○だよ！ってエミリとハンナにいろいろ教えてもらいながら、スーパーを歩き回るのも幸せだったし、車に乗って音楽を聴きながら、たくさん話しながら移動するのも幸せだった。

私は今２つ言語を持っている。
次の1つは、自分が住みたいと思った国の言語を学ぼう。もちろんその前にも学びたい言語があったら学ぼう。
言語というものにも興味が湧いた。

私の部屋も、エリックの部屋のような空間にしたい。まず洋服かけはなくそう。
いらない本や教科書も手放そう。いらないかばんも全部捨てよう。大切だと思う物だけを手元に残そう。
すごく大変だと思うけど、少しずつでいいから、自分の人生を幸せなものにするために、自分で動こう。

海外に行った時、焦って観光する必要はないとも思った。

本当に思い出すことは豪華絢爛な観光スポットの眺めじゃなくて、人との会話とか、見つけた生活の小さな違いとかそういうこと。

これから他国に行くときは、そういう時間を大切にしよう。
生活するように旅をしよう。
何よりも普通の生活の上に非日常は成り立っているのだから、生活を大切にすることを忘れてはいけないよね。

お互いを尊重して、尊敬しているからこそ、介入しすぎない人間関係
「本当にあなたのこと尊敬しているよ、じゃあお互い人生楽しんで、また会おう」って言って別れる感じ。

帰りが早くて、生活に合わせて仕事の融通がきく。
生活が第一、well-beingが第一という共通認識があるのだと思う。

年齢に応じて1年間にとれる休みの長さは異なるが、45歳で6週間はとれる。４週間の連続の休みを取る人が多いらしい。

帰宅時間も早いから、仕事から帰ってきたら２、3時間キッチンのリフォームをする。

こんな生活は日本にいたらできないかもしれないなあ。

日本での私は、本当に忙しく動いていたなあと思う。
時間の1分1秒がそんなに大事だろうか。
あくせくして今が幸せじゃないよりも、今この瞬間を幸せに生きることがよっぽど大事なんじゃないかなぁ。

私の生き方や考え方に、大きな影響を与えた留学だったと思う。
20日間という短い期間だったけど、
前回のタイ留学より、英語力が上がっていた分、繊細にいろんな情報を受け止められた気がする。

本当にありがとう、スウェーデン🇸🇪