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8/6(水)は、8:00から17:00まで、みんなで色々な場所を巡り、体を動かしながら学んだ濃い〜〜1日でした!

①Mini Projectプレゼン本番

約3日取り組んできたフィールドワークのプレゼンの発表を、ついにThe Dome of Visionという場所で行いました!各グループ12分+教授やNGO団体の方々からフィードバック8分、これを計7グループ。

What is The Dome of Vision?
Dokk1という市民図書館や港の近くにある、ドーム型の建物。

サステイナブルな材質の木やガラスだけでどうやって建物を作れるか、またどうやって内側と外側のきれいなものを見えるようにできるか、実験的に作られた建物だそうです。


カフェやミーティングルームのスペースがあり、講演やコンサートとして、無料で使えます。感激!!また、カフェや施設運営はボランティアによって担われており、その方々のコミュニティの場にもなっています。建物の外には、都市ガーデニングのスペースがあって、そこで取れた食材をカフェでの材料として使う、という素晴らしい循環システムが構築されていました!

仮設トイレには再生紙のトイレとペーパー!

さてさて、発表ですが私のグループは一番最初でした!個人的には、準備してきたことをオーディエンスに向かって発表できたのでよかったなと思います。

【頂いたフィードバック】
・Consumptionを食べ物だけではなく容器などまで、色々なレベルで考えていたことがよかった。
・スライドが見やすい!わかりやすい!
・オーフスの問題をもっと深掘りできた方がよかった。
・劇を堂々と行なっていてみんなを惹きつけていた。Braveさに拍手
→他のグループでも思ったことですが、反省点は色々あるものの、プラスのことを中心にコメントしてくださり、素直に嬉しかったのとその姿勢が良いなと思いました!また、「学校なんだから、勇気をもってたくさん失敗しなさい。」と言っていたことが印象的でした!

【他グループの発表やFBを聞いて学んだこと】
・ 医療機関の機能だけではなく、問題は喫煙など他にもある。個人で何ができることを考えるのが大事。
・若者の孤独がいちばんの問題。
・REUSEというリサイクルセンター+コミュニティができる場所がある。コンセプトは"Give what you have and take what you can use"
・RQ: Why is the development of Greenspaces important to the infrastructure of Aarhus?というリサーチクエスチョンに対して、有名な建築家の考えを引用しながら、Conclusionを導いていた。そのプロセスが面白かった!

発表が終わり一息つけるかと思いきや、早速、次のグループワークで、協力してくださるNGO団体の紹介がありました!明日から、希望の団体にインターンのような形で介入し、私たちがやりたいことを一緒に形にしていきます!今日はそのための選定準備です。

②NGO TOUR - Urban Planting 

同じ場所で11:00-12:00の1時間、Green Laboratoryさんからのプレゼンがありました。このNGO団体では、シナリオプロトタイピングから街に木を増やす方法を考えたり、レストランでのバイオマテリアルの使われ方を調査して家庭に応用したり、環境に関することを行なっています。

今回、私たちのサマースクールとコラボするにあたっては、港近くの建物で、マッシュルームを育てるらしいのですが、その活動を通してどう街と協力できるかを実践していくそうです。
How would urban farming interact with the city of Aarhus (school, hospital whatever) and abroad?→Make good ideas realistic but innovative!

③NGO TOUR - The Dumpster Diving Cafe

次は、自転車で20分ほど離れた場所にある、Citizens change (Sager der Samle)という団体のコミュニティスペースに、それぞれ移動しました!


この団体は、7年前にノルウェーから来た現代表の方が作ったもので、お互いに協力することで、何かを変えたり、始めたりできるようなプラットフォームを作ることがコンセプト。結果的にたくさんのイニシアチブができているそうです!
気になる方は、下記の動画を見るとわかりやすいです。↓

今回のサマースクールでは、この団体に所属する3つのイニシアチブ(The Dumpster Diving Cafe, Waste Hunt, The Clothing Tour, Green City of Aarhus)とコラボします。

1つ目はThe Dumpster Diving Cafeというグループ。そもそもDumpster Divingってご存知でしょうか?直訳すると「ゴミ箱あさり」。日本では馴染みがない言葉ですし、写真を見たときは正直ゾッとしました。

基本的には、スーパーやレストラン近くにあるゴミ箱には、形が悪いもの、パッケージが汚れているもの、消費期限ではなく賞味期限が切れているもの、などまだまだ食べられるものが捨てられているため、その食べられるものを探す活動のことを指します。

この団体では、ゴミ箱から漁ることだけではなく、食料廃棄を減らしたいスーパーと協力し、食材を集め、地域を巻き込んだイベントを開いています。また、誰でも取り出し可能な共有冷蔵庫があり、コミュニティの場となっているそうです。

④NGO TOUR - Waste Hunt

続いて、Waste Huntという団体は、街を綺麗にするために、ゴミ拾いを通して、コミュニティを作っています。1ヶ月に1度ゴミ拾いを行うと同時に、何らかのアクションを起こそうとしているリーダーを集め、情報交換の場として機能しているそう。

今後は、協力者やスポンサー企業(スーパーなど)との連携を深めつつ、学校でのワークショップも行う予定だそうです。私と同じくらいの女の人が説明してくださり、その行動力にすごいなと思いました。

⑤NGO TOUR - The Clothing Tour

そして三つ目に、The Clothing Clubという、服のレンタルサービスを紹介していただきました。借りるには月額制のメンバーシップになることが必要で、服は全て寄付されたもの。日本にも最近メチャカリだとか、服のシェアリングサービスが出てきてますよね!

ポイントは「服の図書館」というコンセプトだと思います。なんとも経営している方は、カオスパイロットで勉強したとか。私が一年前に、サステイナブルファッションデザインを勉強し始めた当初、私も「図書館」みたいなものを作りたいと思っていたので、本当に形にしているものがあって驚きました。

支払い方法やマネタイズ、フォトグラファーとのコラボなど含め、ビジネスストラテジーを今後作りたいそう。

⑥NGO TOUR - Green City of Aarhus

そして次は、はたまた自転車で30分ほど離れた場所にあるGreen City of Aarhusに移動し、そこには、すごいデザインの建物が!(一応会社の建物ですが、中にはフリースペースがたくさんあり、FreeWifiまで、、!)

Green City of Aarhusとは、政府セクターの一部として、気候担当課(Climate Department)にコンサルを行う会社です。コンサルといっても、政府と企業との距離が近いので、一緒に実践しています。
政府の大きな予算があり、港近くにあるThe Dome of Visionや、電気自動車(バス)のカーシェアリングシステム導入、など環境を守るために様々な活動を行なっています。

実はこの場所、この建物以外、まだ周りにほとんど何もありません。なぜかというと、もともとこの地域はGettoと呼ばれるほど治安が悪い場所だったらしく、その問題を解決するため、緑を増やし、街を綺麗にしようと計画されました。

今年の2月に建てられたため、内装もこのエレベーターも圧巻!(下りはタワーオブテラーみたいで割と怖かったたけど。笑)

明日は、計5つのプロジェクトを選び、自分たちが行いたいことを計画立てて行きます!

おまけ

Green Laboratoryさんのプレゼン資料を見返していた時、「Thank you for listening」ではなく「Thank you for being here」(ここにいてくれてありがとう)という言葉が最後のスライドに書かれていました!この言葉に温かみを感じて、じーんときました!

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