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職業研究者。疫学・脳科学の辺りをふらふらしている。自分に見えているものを再確認する作業…

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職業研究者。疫学・脳科学の辺りをふらふらしている。自分に見えているものを再確認する作業場。

最近の記事

オランダ留学

自分が留学した際の手順やtipsをまとめたもので、現在の状況とは差異があるだろうことをお断りしておきます。 下線の箇所は、該当リンク先に飛ぶことができます。 1.ビザ取得受入先が留学受入に慣れているのであれば、担当のスタッフがおり、必要な手順について連絡を取ってくれると思います。 私はvisiting guest researcher (unpaid) という肩書で行きました。 Researcherの受け入れについては、オランダ移民局のサイトに該当箇所があります。 (他の

    • 信念の価値はどこにある

      1. 信念信念・信条は、行動を通して望ましい報酬を得たり目標に達したりするための道具としての側面を持つ一方で、それ自体に価値があり、目標とされるものである。 したがって、信念・信条は、単に外界の情報によって形成されるのではなく、それがより高次のシステムによって処理されることで形成される。Confirmation bias, selective attention, theories of motivated belief formation等で示されているように、言い換える

      • 社会の成立について

        1.社会societyというと、何を思い浮かべるだろうか?生まれた地域?住んでる都市?それとも国?世界? 自分とは違う他者があと1人いれば、すなわち2人の関係を、社会とよぶ。 この最小単位から、社会に必要な構成要素を考える。 符号化 符号化は、原始的には、ある人の行動を、他者が観察しパターン化することから始まった。 最もよくあるものが、言語による符号化である。例えば、相方が山へ行き猪を捕まえて帰ってきたとする。この行為が繰り返しなされると、その行為に名前を付けて呼ぶことが

        • 混沌の中に生きる

          1.世界を消費する人間と、世界を創造する人間。 他人の求めるものを供給する人間と、他人に新たな価値を提示する人間。 すべての人間は、外界という客観的な世界を、各々の認知を通し体内で咀嚼することで世界を再構築しているが、それはさておき、ある視点で人間を分類すると、上記のように2つに分けられるとする。 常日頃、約100年という、呪いにも似た年月は、ただ暇を潰して過ごすには長く、何かを成し遂げるには短いと感じているわけだが、もし前述の人間分類のどちらの立場で、その年月を消費した

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