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薬学生の就活体験記

私が本格的に就活を始めたのは、病院実習が終わった11月からでした。
おそらく、出遅れのスタートだと思います。
しかし、志望していた企業から内定を頂くことができたので、もし参考になることがあればと思い、記録を残すことにしました。

大学5年生就活スケジュール

  • 6月頃 自己分析を少しずつ始める

  • 11月 TOEIC受験、ES・Webテスト(インターンシップ用)

  • 12月 インターンシップ

  • 1月 インターンシップ、説明会参加

  • 2月 説明会参加、ES提出、Webテスト受験

  • 3月 ES・Webテスト、面接

  • 4月 面接、早期選考内定


自己分析ツール


・絶対内定2023
 ボリュームがありますが、やる価値あります。話の引き出しが増えると思います。
・ストレングスファインダー
 これは自己分析ではないですが、業界を迷っている時には自分が何に強みを持っているのかをしれるので、役に立つはずです。
・年齢ごとに振り返る
 ESのエピソードを探す時、面接でとっさに話を膨らます時に役に立ちました。

企業分析ツール


・企業ごとのIR情報
・治験のチカラ
・臨床開発はるきちのブログ
・マイナビ(新卒向け情報を知るため)

ES、面接対策ツール


・ワンキャリア
毎日使ったのではないかと思うくらい、たくさん利用しました。ESの書き方、面接の内容を知るためには最高のサイトです。本当にお世話になりました。

・就活会議
ワンキャリアのサブとして使用していました。もう少し情報が欲しい時にのみ使用していました。

・encourage(NPO法人)
企業のサイトの見方、グループディスカッションの練習、ESの書き方、強みの見つけ方など、本当に何もわからなかった最初の時にたくさんお世話になりました。

・学校の就活支援センター
私は個人的に、あまりいいアドバイスをもらえたという実感はありませんでしたが、就活を始めたばかりで何もわからなかった時に、自分の未熟さを痛感し、良い刺激を受けたと思っています。

・学校の就活体験記
これは私は最近知ったので、就活中はみていませんでした。学校には、過去の先輩方が行った体験記があるみたいなので、アドバイスや面接でされた質問などがみられたみたいです。

・Matcher
大変お世話になりました。本選考のES添削や、面接練習、実際に働いている人から見る企業比較など、本当にたくさんの方にお世話になりました。私は、素晴らしいアプリだと思っています。

・LINEのオーブンチャット
意外と自分の希望職種を検索してみると、たくさんのグループが見つかりました。そこで、実際に同じように選考を受けている子が、現状について話していたり、結果がどれくらいで出るのかと言う会話をしていました。私は見る側だったのですが、見ていると心が窮屈になる時もあったので、いい具合に情報は収集しつつ、あまりその情報に深入りして、落ち込むことのないようにしていました。

Webテスト

私はwebテストの対策本を購入しましたが、正直一度も手をつけていません。様々な方にお世話になりました。

就活に対する私の考え


 私が実際に就活をしてみて一番大切だと思ったことは、自分が行きたいと思える企業を見つけることです。ただ単に、大手だから、人気があるからなどと言う理由ではなく、あなたが行きたいと思う理由を見つけることです。
 私はこれが見つかったことが自分の一番の強みだったと思います。内定を数社からいただきましたが、迷うことなく選択をすることができました。
 また、頑張る方向が明確だったため、就活をより効率的に行えたような気がします。最初は、自分が学んだ薬学を活かしてどのような職につけるかもわからなかったし、どのように医療業界が成り立っているのかも全く知りませんでしたが、企業説明会や人の話を聞いたり、自分で調べるうちに、視界がだんだんクリアになっていきました。だからこそ、「わからないのだったら、とにかく行動して、とりあえず知る。」。これは過去の自分にもかけたい言葉です。そうしているうちに、自分に合う合わない、好き嫌いがはっきりしてくるようになるはずです。

 また、どこに就職しようが甲乙はありません。なんとなく、薬学部だとドラッグストアや薬局を軽視したりすることがあります。また、会社の規模感を比較することがあるかもしれません。私も実際に就職活動をしていたときは、ドラッグストアや薬局は就職先がなくなってしまった時の保険のように考えているところがありました。その理由は、私の大学は薬学部で比較するとある程度名が知れていて、薬剤師として就職する分には、難易度が企業と比べると低かったからです。しかし、今考えてみると、本当に心の狭い考え方だと思います。自分がそこで何をしたいか、自分の選択肢に誇りを持つことが大切であるにも関わらず、企業を大学受験の偏差値のようにみていました。この考え方を払拭し、本当に自分が行きたいと思う理由に目を向けて公平な目線で就職活動ができるようになってからは、自身の選択に迷いがなくなりました。

 最後に、私が一番苦労したこと。それは、人脈がなかったこと。だからこそ、ネットを駆使して、とりあえずその業界を知っている人に声をかけました。しかし、その分遠回りをしたこともたくさんあると思います。今、就活の相談をしてくれる後輩の相談に乗っていると、自分もこの情報を知っていたらなと今更ながら思うことはありますが、自分で模索することも良い経験になりました。また、世の中には見ず知らずの私のために、ESを添削してくれたり、キャリアの相談に乗ってくれる人がいるのかとびっくりしました。私は出逢いませんでしたが、もしかしたら危ない側面もあるかも知れません。しかし、それを見極めることも一つの大切な経験だと思います。私も、今までたくさんの方にお世話になって、たくさんのことを教えていただいたので、私にできることがあるならばなんでもしたいと思っています。

 長々と書きましたが、皆さんの望む選択が手に入るよう願っています。


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