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ひろがるスカイ!プリキュア 〜Hero Girls〜レビュー
率直に言うと、神曲です。
人類が生み出した叡智、林檎音楽という技術により、ひろプリのオープニングを聴くという当面の目標は達成しました。あとは聴きこむだけです。うむ、素晴らしい。それでは、早速レビューしていきましょう。
曲解説
イントロ
ストリングスとギターと音源が勢揃いし始め、バコスカ叩かれるドラムも相成って、これからひろがるスカイ!プリキュアという物語の始まりを感じさせる。
【カラオケのポイント】
歌い出しのリズムを把握することが重要。拍を感じることを意識しましょう。「Sky High Fly」の部分で急に音が高くなりますが、ここを乗り越えることで曲調を上手く掴むことができ、次の高い音がスラスラと歌い出せるようになりますので、しっかり歌えるように練習していきましょう。音は「ソ(Sky High)」→「高いレ(Fly)」です。
イントロパートは、「ハレバレスカイ ハレルヤスカイ」で天井を超えて、さらにその後の「Fly High」で突き抜けて高い音に突入していきます。力を抜いて声を出すことで、上手く歌えることでしょう。
Aメロ
流麗なピアノと、落ち着いたギターリフが織りなす、リズミカルな歌い出し。Bメロ直前でギターがグリスで唸る!ここで、完全にスイッチが入る。
【カラオケのポイント】
歌い出しの「雨上がりに虹のプリズム」の最初の音は、実はその前のイントロの「Fly High」の音と同じです(ファ)。音は同じで、裏声から力を抜いて、地声で同じ音を発するように歌うと、上手く歌えます。
Bメロ
ドラムの手数が少しずつ多くなってくる。スネアが気持よく、疾走感が増してくる。ギターもストリングスも刻んでいて、ファンシーかつリズミカル。音の上下が激しく、オーケストラで彩られているかのような躍動感。
【カラオケのポイント】
「確かめるように手を伸ばしたら」の部分は、音を伸ばさずに、小刻みに歌い上げることがコツです。「手を伸ばしたら」で意識的に声を伸ばさないことによって、キャピキャピした感じが演出できます。「秒でキャッチ!キャッチ!」から転調していくので、伴奏の変化を感じ取るように歌っていきましょう。
Cメロ
前半はダウンビートになり、バスドラも強めなリズム隊がテクニカルに効かせてくる。不意に広がった大空をハイハットが緊張感高く細かく刻んでくる。憂いを帯びたストリングスが少しずつ絡んできて、後半はアップビートに変化し、物語は佳境へ向かう。金属系の音…ウィンドチャイムあたりが鳴っていて細かい!どこまでも空!風!疾走感!Ready Go!ユウキノツバサがひろがる。
【カラオケのポイント】
ここでも、「秒でキャッチ!キャッチ!」の最後の音と、「絶望を超えて」の最初の音は同じ音で高さが違うだけです(シ♭)。最初は力を抜いて、地声で落ち着いて歌っていくことを意識していきましょう。転調するパートなので、伴奏を意識して音を合わせることが重要になってきます。「テイクオフ」の部分は、音が細かく、つい流して歌ってしまいがちですが、しっかり「テ・イ・ク・オ・フ」と意識して発音するようにすると、音がとりやすくなり、次の「ユウキノツバサデ」がなめらかに歌うことができるようになります。また、慣れるまでが難しいですが、ここでは合いの手が続いて息継ぎするタイミングが見つかりにくいですが、「テイクオフ」の後に一瞬息を吸うことで、間延びがしやすくなります。次はいよいよサビで、またもとの調に戻るので、しっかり伴奏を意識していきましょう。
サビ
歌唱がグイグイ引っ張ってくれるも、負けじとリズム隊がしっかりと安定さをキープしてくれる。天にまで登れそうなメロディーはカタルシスさえ感じさせる。頂点に登り詰めたあとに下る快感はジェットコースターそのもの。グライダーのようにさえも感じる。一節一節の最後の音を上げていくことで、登っていく感を表現。サビの最後の音も、この曲調における最上の音を配置することで、ガツンとHighFlyできるような突き抜けを感じることができます。
【カラオケのポイント】
歌い出しのリズムの取り方が難しい上に、高い音から始まる難所。「ユウキノツバサデ」で一瞬止まって、JUMPして、高い位置から「天高く~」と降りてくるようなイメージで歌うと、歌い出しやすいでしょう。最後の「HeroGirlスカイ!プ・リ・キュ・…アッー!」のタメは、2拍です。「プ・リ・キュ・(うん)(うん)アッー!」で歌うと、格好良くキマりますよ。そして、この「プリキュアー」が結構長く続きます。次のコーラスの「トキメキガール」の一文が歌い終わるまで、「プリキュアー」は伸ばし続けましょう。ここを伸ばしきることで、サビを歌いきった感が強くでますので、一番格好良く歌っていきたい部分です!「プリキュアー」の最後の音は高いミです。最上を目指して歌っていきましょう。
Aメロ2
コーラスとストリングスとピアノによる三重奏!対位法がドラマチックに彩っていく。「辛いときは泣いてもいいよ」「何が起きたって見捨てない」プリキュアからのメッセージが心にダイレクトに突き刺さる。正直鳥肌が立った。なんてクラシカルなんだ。
【カラオケのポイント】
基本的にはAメロとコツは変わりません。歌詞の間違え、リズムとりの違いに注意していきましょう。歌いながら、伴奏の違いを感じることができるようになると、上達してきた証です。
Bメロ2
リズム隊がモードを変えてバキバキに唸り、地に足をつけた力強さと芯の強さを表現。シュレッドがアツいぞ!!電子音がコミカルに装飾されており、幻想の中に見える現代感。ここでプリキュアは現実にもいるということを力強く感じさせてくれる。
【カラオケのポイント】
ここもコツは変わらず、「見上げる空は青くまぶしい」の部分は、小刻みに歌って、キャピキャピした感じを出していきましょう。低い音から急に高い音になるので、この「高い音」がまず確実に出せるようになれば、あとは続けて歌うことができるので、しっかり歌うべきは、「青く」の部分です。
Cメロ2
サビへと続くブリッジが大きく風変わりしており、華麗という言葉が似合うオブリガード。前回よりも躍動感が強く、負けない心、くじけずに前に突き進む力強い気持ちが全面に押し出されている。
【カラオケのポイント】
「open the door」のコーラスのリズムが、1番と変わっているので注意です。大げさに「オプン・ザ・ドアー」くらいで歌うと聞こえがよくなるでしょう。
サビ2
1サビでは上り詰めた感が強かったが、こちらは次へつなげるためにラスト一音にむけてなだれるように崩れていく。体も自然と傾いていきそう!頂を越えたその先にあるものが見えてくる、物語の核心への誘い。
【カラオケのポイント】
最後の「プリキュアー」は、2番ではタメません。そのまま間奏に流れていくので、間違えないように注意しましょう。
ギターソロ
やってることはメタルそのものの、ツインギター、ギターオリエンテッドの泣きの音色を奏でていく。メロディアス!
Dメロ
ここだけメロディーが全然違う。やばい。やばい。やばい。ありがとうと優しさで幸せが紡がれるドラマティックな展開。鳥肌立ちまくり。
【カラオケのポイント】
曲中でどこも被ることがない、完全オリジナルのメロディーです。ここはしっかりメロディーを覚えていくことがコツ。「幸せの輪(ループ)」で半音上がっていくところで、コブシを入れるように歌うと、とてもエモーショナルになります。ループの「プ」を発音してしまうと、力が抜けてしまうので、「幸せの…ルーゥ~!」くらいで歌うと、丁度よく聞こえます。
Eメロ
メインメロをピアノに変えて聴かせて泣かせてくる!!!キュアスカイの内に秘めたる切なさが表現されている!!!ここはインスト版でしっかり聞いてほしい。ここで涙腺崩壊。
【カラオケのコツ】
ここはサビメロの繰り返しになりますが、伴奏も落ち着き、歌い手の表現が如実に表れやすい部分になります。落ち着いて、音とリズムを外さないように注意しましょう。歌い始めは静かに、コーラスが入る手前あたりから熱量を上げて、力強く歌っていくことで、次のラスサビで大きなカタルシスを生み出すことができます。
ラスサビ
溜めて、溜めて、溜めて、一音下げて、もう一回一音下げて、最後で上がり切る!!飛翔!そして音が着地へ向かい、物語は終幕へ。ヒーローガールとはかくあるべき!!!!どこまでもついていきたい。歌唱がよくここまでついてこれた。メタルに顔負けはしないけど、ヒーローガールという可憐さも含ませた、格好良さと可愛さの両立。誠実さにひろがる絢爛。
【カラオケ】
いよいよ最後です。ここまで来たら、あとはひろがるスカイ!プリキュアに想いを馳せて、力強く歌いきっていきましょう。最後の「①HeroGirlスカイ!②ひろがるスカイ!③プ・リ・キュ…アッー」の部分は、①は音が上がりそうで上がらないように意識し、②でいつもどおりのサビを歌うように意識し、③でやはり2拍(うん・うん)をタメて、最後の「アッー」で力強く、天高く飛び越える勢いで歌っていくことで、気持ちよく歌いきることができます。練習が必要な部分ですが、ここがキマるととても気持ち良いので、ぜひ練習していってくださいね!
総評
最高に良い曲でした。今年のアンセムは間違いなくこれで決まり。BOSEのイヤホンで聴いたせいか余計に重低音が増強された感もあったけど、かえってそれがよかった。スネアがタンタンいってるのは、聴いてて歯切れがよくて好き。カラオケでも車でもフルリピ確定です。
カラオケでもっと上手く歌うためには
ゆんnoteでは、ボイストレーニングについても紹介しています。もっと気持ちよく歌いたい方は、ぜひご覧になってください。
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