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君と会えたから・・・・・・『ライフリスト』

おはようございます。ゆんです。

君と会えたから・・・・・・
作:喜多川 泰

今日はこの本の書評。
泣く子も黙る喜多川先生の自己啓発小説シリーズ。
ひとことでいうと

おもしろかった~

最期まで引き込まれるお話し。
どうなるんだろ?と思ってたらまさかの展開。
「そうきたのね」と膝を打つ。

甘酸っぱいと見せかけてけっこう苦い。
メッセージ性のこもったビターで芳醇な作品。


あらすじ

主人公は夢も目標もない高校2年生のヨウスケ君。家は本屋さんを営んでおり、その店番をお手伝いしながらだらだらとした毎日を送っていた。そこに一人の女の子が現われる。『どうしても読みたい本がある』と言われて取り寄せるも、ヨウスケ君はその本も女の子のことも気になってしまう。本の話から何度も会うようになっていき、次第にヨウスケ君の”やりたいこと”が見えてきたが・・・

喜多川先生の本でおもしろいのは自己啓発の面、小説の面で切り取れるところ。自己啓発の学び。小説のおもしろさ。
両方兼ね備えているからすばらしい。

本の中で出てきた『ライフリスト』の話がおもしろい。
今回はそこを書いていく。



ライフリスト

主人公のヨウスケ君は女の子からやりたいことの見つけ方を教わる。
それは紙に『やりたいこと』をひたすら書く。
この出てきた紙を実現することが自分のやりたいことだ。
これを”ライフリスト”という。

気を付けることは、書いたことが『やれたらいいなリスト』ではなく『出来ることが決まっているリスト』にするということ。
やりたいことは必ず叶うと信じて行動することだ。
出来ると信じてやることと、出来ないと思ってやるのでは実現率が違う。
自分を信じて信じ抜く。

そしてもう一枚ライフリストを作る必要がある。

それは具体的な行動リストだ。
自分の人生で他の人にやってあげたいことをかく。

例えば
・妻(母)の負担をする手伝いを1日1個やる
・困っている人を見たら必ず助ける
・あいさつは自分からする

こんな感じ。

1枚目のライフリストは『結果そうなる』というだけで、それを目標にすべきでないという。本当に必要なのは自分が他の人に何が出来るのかということ。

1日1日を大切にして、今日という日を書いた目標を実現するために努力することが大事だという。
1枚目のライフリストをTAKEのリスト、2枚目をGIVEのリストという。

成功した人はその成功を手にするために多くの助けがあったことを知っている。だから人にも優しいし、助けてもらうことができる。
助けてもらうならGIVEが先だ。TAKEが先はありえない。

最後まで読んでいただきありがとうございます!本当に感謝します!!