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行き詰まった時に読む記事【前編】

本気だからこそ
たとえ怖くとも
辛かったとしても挑戦できるんだ

どうも、夢物語です

今回はゴールを達成するためには
現状の延長線では絶対達成できない

そんな残酷な話をします

突然ですがあなたは前回の記事を読んだでしょうか?

一応今回する話は何も前提知識がない状態でも理解できるように話しますが
これからする話を見る前にこの記事を読めば
今回の情報をさらに深く理解できると思いますので
読むことを強くお勧めします


おさらい

前回書いた記事を読んでくれたなら言うまでもないですが
ここで一度おさらいしようと思います

人の行動
もっと言うと人生というものは意識的、無意識的など問わず
大小さまざまな選択をしていく過程でつくられるという話をしました

しかしそれだけでは表層部分でしかなく本質をとらえていません

なら本質とは何か?
それは無意識の部分……
もっと言うとマインドセットの部分に当たります

マインドセットとは
短い言葉でまとめると、思考の癖みたいなものです

マインドセットとは何か?
マインドセットを変えるとどんないいことがおこるのかに関しては
かなりわかりやすく解説してくれている記事があるので
そちらをご参照ください

この記事を提供してくださった
伊部成美様のXプロフィールも記載しておきます
心から感謝申し上げます
本当にありがとうございました


話を戻します

マインドセットとは思考の癖と先ほど書きましたが
実は大別すると二つに分けることができます

それは
硬直マインドセットと
しなやかマインドセット

硬直マインドセットは
才能や生まれつきの資質は変化しないため
努力しても意味がないと考えるマインド

しなやかマインドセットは
基本的な資質は訓練や心の持ちようによって
いくらでも後天的に伸ばせることを信念としたマインドのことを言います

更に手を広げていけば様々なマインドセットが存在しますが
大別すると、この二つしか存在しないことも前回話しました

そして今回の記事で取り上げる題材は
マインドセットの次に知っておかなければいけない大切なことを話します

コンフォートゾーン

ここで一人の青年の話をしようと思います

彼は幼いころ
あまりに過酷な人生を送っていました

学生のころはイジメられ
家庭では暴力や精神的虐待を受けていました

そのせいで彼は人との関わりに恐怖心を抱くようになりました

いわゆる対人恐怖症というものです

彼は毎日毎日自室で生活する中で
精神をすり減らしていきました

それこそ、今日死ぬ 明日死ぬという選択をせざるをえないほど

しかし彼はふと気が付いたのです
楽しそうに笑っている人達が羨ましいと

あなたはもう気が付いていますよね?

ここで語られている彼とは
十年前の過去の俺です

過去の俺は、強烈に羨ましいという感情に襲われたのです

俺にとっての幸せの象徴は笑顔だった

でも実際はどうだ?

俺はいま笑えているのか?

笑えていないじゃないか

それどころか自分の顔を見てみろ
鏡を見ればすぐにわかるぞ

表情は強張っていて
眉間にしわが寄っている

ずっと横になっていたもんだから顔は浮腫んで醜くゆがみきっている

終いにゃ他人はおろか
家族でさえ怖いときたもんだ

そんな俺でも笑っていたいし
人の笑顔を見たい

だから俺は22歳のころから練習を始めました
笑顔の練習を……

このころには何とか文章を認識できるようになっていたので
俺はまずネットで笑顔の見本となる動画や画像を集めました

そして集めた情報を基に笑顔の練習をしたのです

結局うまくいきませんでした

笑えたとしても変な癖がついたせいなのか
周りの人から不自然だといわれることが増えたのです

それでも俺は笑顔を作り続けました

ずっと

ずっと……

「その笑い方、変だよ」
「そのわざとらしい笑い方むかつくからやめて」
なんていわれながら

それでも笑い続けていたら
いつしか面白いときやうれしい時に
自然に笑えるようになったのです

実はこの話
今回の記事に大きくかかわってくる重要な話です

あなたはコンフォートゾーンというものを知っているでしょうか?

コンフォートゾーンとは簡単に言ってしまうと
恒常性維持機能みたいなものです

恒常性維持機能とは
たとえば暑かったときに汗をかくことで
体温を正常にしようとするそれのように

寝食関係なく心臓は休むことなく鼓動を打ち
たとえ寝てしまったとしても脳の活動自体は停止することもないように

いわゆる生命を維持するためのバランサー的存在を
恒常性維持機能
といいます

それと同じようにコンフォートゾーンは
身体的ではなく
その精神に作用します

朝起きてから夜寝るまで
いつも通りの生活をしていく
通勤の時に使う電車や、その時間帯
どのような服を好んで着るのか
食事や飲み物の好み
思考の癖にいたるまで

人は常に
いつも通りを維持するために生きている

コンフォートゾーンはつまり
体温を維持するように
心臓を寝ている間もなお
体の隅々まで血液を循環させるために動かしているように
コンフォート(いつも通り)を維持しようとする

人の脳は古来より
そうプログラムされています

だから人は大きい飛躍を何よりも嫌う
変化してしまえばいつも通りではいられない

いつも通りではいられないとはつまり
狩猟採集民族が当たり前だった我々の先祖からしたら
それは命にかかわるということにつながるからです

朝起きて、顔を洗い
狩りをして飯を食う

そういった日常でもし猛獣がいた痕跡に気が付けなければ

もし、ご飯の味わいが変わっていることに気が付けなければ

対策を取らなければ猛獣に襲われるかもしれない
食中毒に病んで命を落としているかもしれない

そういった死と隣り合わせの世界で生きていた我々の先祖は
変化について強烈に反応するように進化していきました

そういった本能が我々の脳に強烈に刷り込まれているため
人の脳にとっては「いいこと」であれ「悪いこと」であれ変化は変化

変化とは悪であるという至上命題としている脳は
それを認識した瞬間になにがなんでも全力で排除しようとする
んです

だからこそ
最初の一歩は何よりも怖い

これが人が抱え続けている
ある意味バグ

誤解を恐れずに言うなら呪いのようなものです

先に話した俺の体験と照らし合わせたとき
そのことがよくわかります

笑えない人生を送ってきた
対人恐怖症で苦しんだ
でもそれは脳にとってはいつも通り

そんな生活の中で俺の心の中で起こった小さな変化

それをきっかけに笑おうとする
この瞬間に俺の頭の中でアラートが発生するんです

このアラートを基に俺自身や俺の周りでうまくいかない出来事
がたくさんおこる

それこそ何日、何カ月、何年も

普通は大抵ここで脱落するんです

成果が出ないから……

これでいいのか?

このようにコンフォートゾーンから抜け出して
何か新しいことをしようとすると
人は怠けようとしたり
うまくいかない理由を自分で作ったり
理由のない恐怖心を抱いたりします

あなたは経験ありませんか?

ダイエットだったり
読書だったり
ブログだったり
創作活動だったり

チャレンジするものは何でもいいですが
大抵の場合は新しいことをしようとしたり
何かアイディアを出すとき

頭がフラフラになるほど考えて

眉間にしわができるほど熟考して

もう何をやってもどう考えてもどうしようもないほど

考えて

思考して

考察して

熟考して

頭を抱えて

ノートに何かを書き込んで

頭から煙が出るんじゃないかってぐらい悩んでも答えが出ないとき

そしてもうどうしようもなくなった時に開き直って
「もうやーめた、風呂にでも入るかー」
なんて元の生活に戻った瞬間にそれはおきる

思いつかなかったようなアイディアが理路整然と
ありありと脳裏に過るんです

その興奮冷めやらぬまま
そのアイディアを基に考えることを放棄して
すぐに行動してしまう

そんな経験を

もしそんな経験をしたことがあるのだとしたら
それはあなたが凄いんじゃなく
あなたの脳が出すべきタイミングで出した結果でしかないのです

コンフォートゾーンとは変化を嫌うがために
無意識に
強烈に
そしてさりげなく全力で怠けさせようとしてくるのは
もうすでに話した通りですが

逆に言うと人の脳は
コンフォートゾーンの内側にいる間にこそ
もっともパフォーマンスを発揮してくれる
ことが解っています

この強制的にコンフォートゾーンに立ち返らせる方法として
瞑想やマインドフルネスなんてものが世の中には広まっています

マインドフルネスは注意力散漫になっている状態や
ストレス緩和に対して一定の効果があることは確かです

確かなんですが
重大なことをひとつ見落としていませんか?

もしあなたに人生を賭して成し遂げたいことがあるなら
瞑想やマインドフルネスは足枷になる可能性があるということです

想像してみてください

あなたが理想とする未来があったとして
本当にこのまま前に進んでいけたとして
その延長線上に望むゴールがあると本当に思えますか?

ないんです

ここで言うゴールとは
今のままでは到底成し遂げられない理想なようなものです

例えば「年収一億」だとか
「豪邸に住みたい」だとか

しかしそれは現状の外側にあるものなので
それを維持するためにただ座したままでは
到底ゴールまで到達できないことになる

今のままの生活の延長線上で
何となくこのまま行けば上手くいく

なんてことは

ないんです

ただコンフォートゾーンというぬるま湯に浸かったまま
特にそれが本気で成し遂げたいことであるならなおさら
現状維持のまま成し遂げられる

そんな甘い世界では到底ないんです

選択が大事だ

マインドセットは選ぶべき

感情のまま発する第一声は「おかしい」

確かにそれも大事です

大事な上に本質です

ですが、それだけでは足りない

どこかから足りない「何か」を引っ張ってくる必要がある

当たり前なことですが
やっているつもりでは意味が無い

ただひたすら貪欲に立ち上がって
ゴールに到達するために本物になる必要がある

偽物の期間はずっと辛いし苦しいです

しかし、本気になれる「何か」がもしあなたにあるなら
その時こそ本物になる時

そのためには覚悟

情熱

信念が必要なんです

寝ても醒めてもその事しか考えられない
課題をクリアしなくては不安で眠れない

そうなるほどに時間や魂を差し出さなくてはいけない

魂を

そして、次のレベルへ⋯⋯

ここまで散々バグがどうだ
呪いがどうだなんて話してきたけれど
別にあなたの事を脅したいとか
そういう訳では無いです

俺が1番言いたいのは
無知のままではいられないということ

俺が今まで話した全ては世間に出回っているハウトゥーとか
すぐに結果が出るスキルとか
ましてや方法論なんてものでもない

こうあれば、必ずこうなる
ただそれだけの話なんですよ

人生は綺麗なままでは生きていられない
時に誰かを傷つけ
時に傷つけられながら
泥にまみれて生きている

どんな人間でも、必ず……です

そしてある程度極まっている人達は
それをよく知っています

例え言語化できなかったとしても
絶対に感覚的に知っているんです

それを言語化したのが
俺が現在も書き続けているこの記事です

人生は選択でできていることを知った

マインドセットに向きがあることも知った

挑戦する時に必ず障害となるバグも知った

コンフォートゾーンとはどういうものかも知った


もし、俺たち人類にコンフォートゾーンがなければ
きっと全てがイージーモードになるでしょう

生きること自体が簡単になり
悩むこともきっと無くなる

恐怖心もないから挑戦は単なる作業になる

でも俺はこう思うんです

もしそうなったら幸せと言えるのか?
⋯⋯と

本当にそんな人生でいいのか?
⋯⋯と

確かに全てが簡単になり
挑戦が作業になり
結果が直ぐに出るなら楽なことこの上ない



ふざけるな

そんなもののどこに価値がある

俺はそう思うんです

恐怖心があるから挑戦できる

挑戦を通して様々な出会いがある

出会いが俺達の心を鍛え
本気で達成出来た事柄に対し
涙が流れるほどの感動を味わえる

だからこそ挑戦する時に
恐怖を感じてもいい

躓き、失敗してもいい

悔しさで涙し
眠れぬ夜を過ごしたとしても
それでもいい

本来人には、それを乗り越える力があると俺は知っています

そして、過去の人達はその様子を見て
称えるためにこう表したのです


勇気ある者⋯⋯と


ならどうすればいいのか?

ここまで散々残酷な現実を見せつけられた
コンフォートゾーンから抜け出るにしても勇気がいる
でもそのための方法が解らない

ならばどうするか


「コンフォートゾーンのさらなる拡張」

覚悟を決めろ

〜後編へ〜

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