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Day12【書く習慣】自分の得意なこと

誰が冬になって良いと言った。

急に冬になった。
ほんの1週間前までは、仕事を終えて帰宅すると室温30℃なんてザラだったのに、昨日は(少し遅かったのもあるけど)20℃。

わたしの職場はエアコンの効きが悪くて、あまりの暑さに未だ半袖で仕事をしている。
昨日ももちろん半袖。その上、車通勤だからと上着なしで出掛けたものだから、寒さに震えながら駐車場まで走った。

「あ、蝉が鳴かなくなった」と夏の終わりを体感してからまだそんなに日は経っていない。
もう少し、秋らしさを堪能させてほしい。


冒頭から愚痴ってしまったが、気を取り直していしかわゆきさんの『書く習慣』 #1ヶ月書くチャレンジ。
12日目のお題は「自分の得意なこと」

わたしは気圧の変動によわよわである。
どのくらい弱いかというと、赤道あたりで台風の赤ちゃんが生まれると頭痛が始まるレベル。センサーが過敏すぎてつらい。カフェインを控えるとマシになるので、最近はもっぱらカフェインレス。

わたしのセンサーは人に対してもその能力を遺憾なく発揮する。

人間って、いろんなことで感情が揺れ動く。短時間のうちに乱高下が激しい人もいる。
今まで複数の職場で、いろんなタイプの人を見てきた。いつも穏やかで人当たりがいい人、常に何かに追われている人、自信満々な人、すぐ謝っちゃう人、パワハラ気質な人、俺様を中心に世界が回っている人、猫様を中心に世界が回っている人、森の賢者みたいな人。

見ていると本当に面白くて、宇宙人はこういう気持ちで人間を観察してるんだろうかって思う。

ある日、みんなでワイワイ雑談しているとき、いつも穏やかで菩薩のような先輩がキレた。
でも、そのことに誰も気づいていなかった。
普段どおり、穏やかに、にこやかに笑っていたのだが、ほんの一瞬だけ表情が引き攣ったのをわたしは見てしまった。その後、みんなが盛り上がってる中、先輩は徐々に会話に入らなくなり、仕事が残っていると言って戻っていった。

後日、先輩にその時のことを尋ねてみた。あのとき、怒ってましたよね?と。
先輩は「バレちゃったか〜」と笑っていた。

今でも、人の感情の動きは敏感に察知できる。今日は体調悪そうだなとか、今日は機嫌が悪そうだからあまり刺激しないようにしようとか。
いちばん分かりやすいのは声なんだけれど、もう纏っている空気からして違う。分かってくれる人、いるかなあ。

そういえばその先輩に「ゆんちゃんは本当に周りをよく見ているから、いろんなことに気づけるのね。すごい特技だよ」と言われた。

特技と言われても、ピンと来なかった。そんなに周囲を凝視しているつもりはないし、むしろ妄想の世界に入っていることの方が多い。

それが昨日、夫との会話で少しモヤが晴れた。

紙を広げて何か書いていた夫。ボールペンが止まったとき、わたしは修正テープを差し出した。そのまま受け取って文字を修正し、続きを書き始める夫。
その後別の紙を取り出したとき、わたしは鋏とスティックのりを出した。夫は驚いて「なんで分かったの?」

使うと思ったから出した。わたしにとってはそれだけのことなんだけれど、夫からしてみれば、何も言ってないのに次に使いたいものが出てくるという超常現象だったらしい。

たぶん、わたしは自分が認識している以上に周りを細かく観察していて、今回は夫が書いているものに書類を貼り付ける場所があること、そのスペースが小さいから切ってから貼る必要があることを把握してしまっていたのだ。

昔からもの凄く頭が疲れる。寝ても寝ても頭だけは疲れているその理由が、バックグラウンドで脳をフル稼働させてるからだと気づいた。
週に1回くらい、シャットダウンしたい。




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