エルマー・エレベーター


子どもの頃、どんな本が好きでしたか?

忙殺された週末の勤務がようやく終わりに近づき、退勤前に注文のFAXを流していたら、隣で社員さんが今後使うPOPの束を広げていました。島の地図が書いてあり、ところどころに動物やみかんの絵が見えます。
「エルマーじゃないですか!」
思わず大きめの声が出てしまいました。

エルマーのぼうけん、わたしの大好きな童話です。

エルマー・エレベーターという9歳の男の子が、りゅうの子どもを助けに行く物語。
輪ゴムとかチューインガムとがブラシとか棒付きキャンデーとか、子どもにも集められるグッズで数々のピンチを乗り越えてりゅうを助けるエルマーの姿に心を動かされ、そこから冒険物語が大好きになりました。日本の絵本だと「おしいれのぼうけん」とかかな。海外文学だと「はてしない物語」や「モモ」が大好きでした。


その社員さんもエルマーのぼうけんが大好きで、退勤後に盛り上がりました。遠い昔に読んだ記憶を辿り、一緒にいたエルマーを読んだことのないスタッフに「とにかく最初の1冊だけでも読んでくれ」と懇願し、勢いでこれ。

ポケットサイズの3冊セットを買いました。

もちろん、帰宅してから一気読み。当時読んだときのワクワク感はそのままに、エルマーと一緒に冒険している気分を味わいながら読みました。
そういえばわたし、エルマーのぼうけんシリーズで、「~だとも」みたいな言い回しや「ねこみをおそう」「うんをてんにまかせる」といった言葉を覚えたんですよね。

一度は読んでほしい名作です。



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