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まいにち日記

〜円安に思う〜

今日は、朝から体調不良のため、
一日伏せっておりました。
風邪とかコロナとかではなく
ここ数ヶ月の移転作業による
疲労からきておりました。
思い返せば
休む日がなかったのに気がつきました。
気をつけねばですね〜。

昨日、この円安で資材を輸入している経営者さん達が
青息吐息なさっているというのを
知り合いから聞きました。
私が知っている経営者さんも
その中に入ってました。
その人はその事業のスタート切った時から
ビギナーズラックが起こり、
どんどん事業を快進撃されていかれました。
それがコロナで一時的にストップ
やっとそれが解除されたと思ったら今度は円安。
ピンチが立て続けにやってきたのです。
かなり弱気になっておられ、
商売替えも頭にチラリとかすめていらっしゃるご様子とのこと・・。
その話を聞きながら
”多分、その方初めての経営の危機かもしれないね〜。”と
思いました。
そして、私たちの会社のことを思い返していました。
私たちの会社は20年前に
輸出業として立ち上げました。
当時、Bowさんの立ち上げた業種は
まだ、ライバルも存在しなかったせいか
それこそ、先程の人のように
ビギナーズラックが起こり
業績は鰻登りしていきましたが、
5年ほどして
アメリカからの金融引き締めや
その後、円高
トドメはリーマンショックで
会社の業績は
ピーク時の10分の1まで落ち込みました。
金融引き締めや円高はなんとか乗り越えることはできましたが
流石にリーマンショックは大きすぎて
”もはや、これまで。会社解散”と覚悟決めて
税理士さんに相談したら
業態を変えましょうという提案をいただき
輸出業は一旦休して、国内向けに業態変換して今に至ります。
業態変えたからといって
売り上げV時回復までには至っておりませんが
借金を返済することもできましたし、
何より安定した経営を行うことができるようになりました。
これで売り上げ伸ばすより、
支出を抑え収益をあげることを身につけることができました。
ただひたすら業績アップ、売り上げアップをよしとしていた時は
経営のイロハを知らなかったのです。
経営は長期にわたって行うもの。
だから、安定した経営を身につけないのです。
今、最大の危機を迎えている知人の経営者の方に
お伝えしたいことは
”本当に辛いことだと思います。
私たちも通ってきた道です。
でも、必ず出口はあります。
こういう時こそ、次に繋がるチャンスの芽が眠っているのです。
ここまでやってきたのにとか、もう少し頑張ればとか思わずに
大胆にシフトチェンジすることも時に必要です。
そして、縁があったら、必ずその業種を行うときは戻ってきます。
今は、自分たちが生き延びることだけを考えましょう。”

私たちは10年近く眠らせてきた輸出業を
12月から再開いたします。
ただ10年前とは違い
オリジナル商品の輸出をいたします。
10年の間に
私たちはオリジナルを生み出すことができました。
どんなに気をつけていても
起こることは起こります。
特に私たちの力が及ばない(円安、円高など)で
起こることがあります。
そんな時、その犠牲者にならない行動すればいいということ
私は会社経営から学びました。
かなりシビアな体験でしたが
今の世界を巡る経済状況を見ていると
先に良い経験をさせてもらったと
しみじみ思いました。








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