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熊本県八代市産畳のタイ向けTATAMI PROMOTION “ゆいのくさ” 展開をリスタートします!

 週明けからタイへ出張してきます。コロナ禍の影響丸被りでストップしていたタイ現地の活動展開なのですが、春から徐々に動き出した新たなプロジェクトがようやくこの9月から形になります。続けてきた活動の一つのハイライトになりそうで楽しみです!

少し状況をお伝えしておきます。今年4月に隔離が緩和されてきたタイミングで、2年2ヶ月ぶりにタイ(チェンライ〜バンコク)ヘ出張してきました。思い切って動いたことがきっかけとなり一気に流れ出し、さらには良い形で案件が膨らんで、芋づる式にいくつか連なってきました。やはり行動してみるものだなと改めて痛感した次第。

スワンナプーム空港もかなり人が戻って来ていました

▼その1。熊本県八代市産畳のタイ向けTATAMI PROMOTION “ゆいのくさ” 展開を再スタートします!

 日本国内の最後のいぐさ産地八代では生産者の減少が止まりません。産地を守り伝え、いぐさの持つ可能性を未来へ向けて拡げ発展させるには、大きく解釈すると“生活空間づくりの畳”(インテリア)と、健康づくりなど“カラダの中から癒すいぐさ”(食)の可能性を広げること、この2つの世界観を一緒に・同時に伝えることがベストだと思ってます。

縦割りで一つだけやってもダメ。立場を超えて産地内外を横断した取り組みを意図的に作り、さらには動かし続けることが必要です。ここは昨年1年かけて熊本へ毎月通い、行政中心に聞き取りや働きかけを独自に続けてきましたが、なかなかスムーズに行かず難しい。なので、まずは見せながら動きを作りつつ、独自展開で動かします。

コロナ禍など生活環境の変化もあり、在宅時間の充実需要、清浄作用やデトックス効果も関心が高い要素だし、加えて以前のように日本へ簡単に行けない状況もあり、いぐさが求められる環境や感情、可能性は一層ひろがりそうな素地が整って来ました。タイの経済状況や円安の追い風もあり、いますごくいいタイミングだと思います!

10年前にはちょっと早すぎたのかな。。今回は改めてリスタートです。

NEW! 今回、バンコク市内 Sukhumvit soi 32 に
畳ショールームスペース(常設です)をオープンします!

Spoonful Zakka Caféの外観、雰囲気がいい感じです

タイからプレオーダーでご注文をいただいてから、お買い上げいただいたお客さまのためだけに、熊本県八代市で職人が丹精を込めて畳を作り上げ、海を超えてご自宅にダイレクトに届きます!

販売場所はSukhumvit soi 32、Spoonful Zakka Café スプーンフル雑貨カフェです。今回、タイ人オーナーのJibさん(& yokoさんありがとう!)に新たにご縁をいただいて、一緒にタイ向け輸入販売&PR活動に取り組むことになりました!

オーナーのJibさんと yokoさんと一緒に

タイで「zakka」という言葉の概念を広めたのはこちらと言われていて、shopの雰囲気もそのまま代官山とかにありそうな感じでとにかくクオリティが高いし、固定ファンも多い人気店です。平日も日本のこだわりの商品を求めるタイの富裕層の方がフラッといらっしゃいます。今回、八代市からもご協力いただき、畳の世界を1冊にまとめた配布用パンフレットを提供いただきました。ご協力感謝いたします。

八代市役所からバンコクまで届いた畳のパンフレット、有効活用します
北川重義商店、北川さん!しっかりと手配をいただきありがとうございました!


▼その2。食べる畳!“ゆいのくさ” 食用いぐさPOWDER関連商品のタイ向け販売を同時展開します!

 今回はSpoonful Zakka Caféさんと食用いぐさPOWDER “ゆいのくさ” を使ったスイーツメニューを開発し、店内併設のカフェでいぐさスコーンやいぐさカップケーキの販売をします。こちらは日替わりの日本式定食ランチやスコーンが人気です!和の香りがほんのり香るいぐさスイーツを、多くのタイのみなさんに体験していただければと思います。畳の世界を知っていただくきっかけが作れるのかなと思ってます。

試作中のいぐさスコーン、いぐさカップケーキ、ほんのりの和が香ってなかなか良い!

合わせて、“ゆいのくさ” を使用した、いぐさパウダーそうめんいぐさパウダーキャンディーいぐさパウダーふりかけ(熊本のソウルフードふりかけ、ご飯の友で有名なフタバ食品さんで製造!)も同時展開します。

食べるいぐさ“ゆいのくさ” と言えば、、イナダ有限会社の稲田剛夫さん、近善さん親子。いぐさを食べるというユニークなコンセプトをはじめ、食材としての機能性へ着目し、独自に歩んでこられたことは特筆ものだと思います。

化学合成農薬・化学肥料は使用せず、持続可能な農業を目指すために
有機質の肥料を主体にした人にも自然環境にも優しい農法に取組んでおられます

いぐさパウダーそうめんは、自然食レストランや給食などでも採用されたりと、コンセプトやモチモチとした食感が特徴のオンリーワンの乾麺です。こちらもSpoonful Zakka Caféのランチメニューで登場する予定。

Spoonful Zakka Caféのランチメニューで登場予定!こちらも楽しみです

★熊本県八代市産の職人の手作り畳の注文と購入はSpoonful Zakka Caféへお問い合わせ下さい!★
Spoonful Zakka Café スプーンフル雑貨カフェ
10 Soi Sukhumvit 32 Klongtan, Klongtoey, Bangkok 10110
@ Sukhumvit Soi 32 to end of road Spoonful Zakka Café is inside ‘Jouer’ creative space

IG: spoonfulzakkacafé
FB: spoonful

タイの家具職人さんと“オリジナルたたみカウチベッド”の製作打ち合わせ中
い草の原草、150cmくらいあります
アクセスはこちらへ!同じ敷地内にアートギャラリーやヘアサロンRIKYUがあります

▼その3。今回のショールームスペースOPENを記念して 『いぐさCaféイベント』を開催します!@Spoonful Zakka Café 

 熊本県八代市生まれの私が産地の代表として、産地の現状や抱える課題、今回のタイ向けの取り組みの意図などを直接お話しさせていただきます。

八代市のい草のある日常の風景

八代から輸入した職人手作りの畳で四畳半のイベントスペースを当日は特別にご用意。タイ向けに開発した“いぐさカウチベッド”(タイの家具職人さんとコラボ製作しました!)の展示販売も行います。

いぐさ香る癒しの空間で、食用いぐさPOWDER “ゆいのくさ” を使ったオリジナルメニューを食べていただきながら、“TATAMIって何?” を知っていただける場を『いぐさCaféイベント』として1日限定で開催します。

いぐさスコーン、保水性の高さを活かしたしっとりした仕上がりです

『いぐさCaféイベント』
日時:9/2(金)午後 
*時間調整中
場所:Spoonful Zakka Café スプーンフル雑貨カフェ

スプーンをあしらった、かわいらしいデザインの店舗ロゴ

▼その4。THE MALL JAPAN DISCOVERY 2022 “10th anniversary”へYum! Yam! PRブースを出展します!
日本一しょうゆ “岡直三郎商店”さんと一緒です

いよいよです!熱い10日間になること必至!

 THE MALL JAPAN DISCOVERYは今年で10周年です。今年はなんと!計10日間(2022/8/23→9/8)に渡り開催されます。バンコク郊外の商業施設THE MALL BANGKAPIはTHE MALLグループの旗艦店でもあり、JAPAN関連イベントが年中開催されるタイにおいても人気のイベントの一つです。ちなみに、THE MALLグループは1981年創業のタイ最大のデパート・ショッピングセンター運営会社で、エンポリアム、サイアムパラゴン、エムクオーティエ、グルメマーケットも当社の運営ブランドになります。

THE MALL BANGKAPIにはヤムヤムで過去には、OAB大分朝日放送さんとコラボで豊後和牛日式カレー(kenji’s lab 中山健次シェフとタッグ、2016年)を販売したり、鹿児島県長島町の鰤王 BURI-OH!タイ向けブランディング販路開拓PJでは新潟米とコラボ(木徳神糧タイランドさんと共同企画、2019年)して、長島産の生のブリの脂の乗った美味しさと日本米の寿司で訴求したりと、反響の大きさとバンコク市内とはやや異なる客層に可能性を感じてきました。お客様の購買欲が前向きに思います。

OAB大分朝日放送さんと大分県の食と観光のコラボを実施
新潟米をシャリに使った鰤王にぎり寿司が好評でした
2019年に鰤王 BURI-OH! で出店した佐野ひろさん主催のJAPAN FOOD ONE

今回は “fah77” Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHENとして、日タイそれぞれで取り組んでいる活動についてPRします。タイの事例からは、現在タイ農務省と連携して進めているタイ77県の産地紹介プロジェクトから、チェンライ県メーサロン産のRoyal projectのシングルオリジンコーヒー豆の販売と、 “fah77” の取り組みについての訴求。 “fah77” オリジナルTシャツも。

fah77についてはタイ語パンフも多数印刷しました!
今年4月のチェンライ取材中の一コマ

日本からは今回ご縁あって、群馬県の『岡直三郎商店 “日本一しょうゆ”』さん(本社は東京町田、製造拠点は群馬県大間々)と共同出店が実現!タイ向けに初展開となる、国産有機濃口しょうゆ (一番しぼり)と、日本一スパイス(醤油粕、醤油、塩、コショウ、ガーリックなど、数種類のスパイスを混ぜ合わせた万能調味料です)をご紹介致します。岡直三郎商店は天明7年(1787)に群馬で起業し、横浜港へ繋がる絹の道を通じた商いの流れに乗り、大正8年に原町田で「河内屋」の屋号で開業した老舗醤油蔵です。

“日本一”というロゴマークは岡直三郎商店のみに許可されたもの、すごいです
天明七年(1787)大間々に創業、二百余年にわたり創業時より変わらぬ木桶仕込み・天然醸造のしょうゆ造りの暖簾を守り続けておられます
これひと振りで手間いらず!老舗醤油屋が作った新感覚調味料です
国産の有機丸大豆と有機小麦、国産塩を原料とし、昔ながらの木製木桶で仕込みました

熊本県八代市の畳と “ゆいのくさ” 関連商品の紹介も、Spoonful Zakka Caféの販売開始と併せて、THE MALL BANGKAPIでも同時PR販売展開で行います。畳の現物展示と注文受付も、会期中にYum! Yam!ブースで行います。在タイ日本人のみなさまも畳文化をご自宅でいかがでしょうか?お子さんの集中力UPにも効果があると思います!(研究結果があります)

オープニングの週末3日間のみ限定販売!(8/26, 27, 28)
★『いぐさCafé』@THE MALL JAPAN DISCOVERY 2022〜
Spoonful Zakka Café × Ink & lion
インクアンドライオン特別焙煎のChiang Rai シングルオリジンコーヒー販売を行います!★

いぐさクッキーとチェンライ産のコールドブリューと共にどうぞ

 せっかくのイベントなので、Spoonful Zakka Café特製の食用いぐさPOWDER “ゆいのくさ” を使ったスイーツと、チェンライ県メーサロン産のRoyal projectのシングルオリジンコーヒーをハンドドリップで販売します。売り切りごめんの限定数販売です。販売協力はKissa Leicayokoさん

焙煎豆も販売します!今回は焙煎をエカマイの人気ロースターカフェ Ink&Lionさんにお願いしました。Yum! Yam!で日本で焙煎した豆をチェック、試食してもらい、同じように焙煎をお願いしました。いい感じに仕上げていただいてます。今回のイベント用にチェンライから生豆を仕入れたので、タイのみなさんにぜひ買っていただきたいです。

バンコクのコーヒー好きで知らない人はいないくらいの有名店です
絶賛パッキング中です、さすが!きれいな焙煎です

 ここまでが今回の主なアクションになります。
警戒してるのが、催事がなんと10日間!しかも10時〜22時なんです。。
過去の出展は3日とか長くても5日くらいなので、10日ともなるとおそらく後半はボロボロになりそうな気がしてます。。メディキュットが効くらしいので、フットマッサージと併用で頑張ります。。

実は、さらにもう一件ご案内がありまして、、

▼その5。JAPAN DISCOVERY 2022 “10th anniversary”へ鹿児島県長島町のブランドぶり
“鰤王 BURI-OH!” PR販売ブースを出展します!

ぶりお君をタイで定着させたいです

 コロナ禍の影響で二年間タイ向け輸出が止まっていましたが、今回再始動することに決定しました。
夏にかけて鹿児島へ向かい協議を重ねて来ましたが、なんと!THE MALL JAPAN DISCOVERY 2022 全5会場へ全て出展することに決まりました。初回のバンカピ店から始まり、バンコクエリアの4店舗を行脚し、11月最終週ラストのコラート店までトータルして1ヶ月を超える出展日数になります。

なんと!合計42日間の出店に!現地オペレーションチームと常時連携して実施します

初回のバンカピ会場はYum! Yam!ブースの出展で会場におりますので、イベント内でダブルヘッダー(!)をフォローすることになり、主催者側の配慮もあり横並びのブース配置にしていただきました。。感謝です。。

(長くなりすぎたので、鰤王 BURI-OH!の展開詳細は改めて別投稿で詳細説明させていただきます)

鰤王 BURI-OH! が育つ長島のダイナミックな海、絶景です!

以上です。

 ちょっともうどうなるのかも分からない状況となってますが、この2年半分を巻き戻す勢いでタイ展開を前に進めるつもりなので、機会があればぜひブースへお立ち寄りください!お待ちしております。

25 BURI-OH(鰤王)、26 (fah77~Yum! Yam! &岡直三郎商店)です

しかし、重なる時は重なるもので、タイ滞在中にも別相談案件がいくつか入って来ており、こうなれば走りきるしかない!と腹をくくってます。時間は捻出しますので、食事のお誘いもお待ちしてます ^ ^ /

こうやって思いっきり動けたりするのも、送り出してくれる家族や、日タイ双方からサポートしてくれる大事な仲間あってのこと。今回の全部の動きにかなりの数のメンバーがそれぞれの持ち場で関わって、一緒に動いてくれています。感謝しかありません。

さあ、自分は与えられた役割を全うできるように思いっきり頑張ってこよう!

頑張ります。動きます。よろしくお願いします。

Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 西田


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