「感謝と祈り」第480話

皆さんは人から頼まれた時、どのように対処されますか？

自分の得意分野なら、すぐ引き受けると思いますが、やった事がない事や、あまり知らない分野の事を頼まれると、尻込みしたくなりますよね。

でも、絶対に無理と思える事でなければやった方がいいと、精神科医の斉藤茂太さんは仰います。

知らなければ、勉強して情報を集めれば良いし、完璧に出来なくても、80%できれば良し…という気持ちで臨めば、大抵の事は何とかなるのだそうです。

そうする事で、知らない世界を知る事が出来たり、自分の視野を広げることが出来るようになるから、断ってしまうのは、とても勿体ない事だと思います。

小林正観さんは「頼まれたときの心得」についてこう語っています。

『頼まれごとがきたら、基本的には全部引き受けます。

頼まれごとは「適当」にやることをお勧めします。

「適当に」というのは、『適度に』ということです。

「引き受けたからには、いい仕事をしなくてはいけない」と気負わずに、そのときの加減で「良い加減」でニコニコと取り組んでいけばいいのです。』（日々の暮らしを楽にする／Gakken）より

いかがでしょうか？
決して気負わずに、適度にニコニコと引き受ければ、必ず助け手も現れるし、自分も同時に成長するチャンスが得られます。

ニコニコ笑顔には、不思議な力があります。

頼んだ相手も、無理だと思う人には決して頼んで来ないので、やれる可能性の方が高いのです。

頼まれごとは試されごと。
自分を越えるチャンスだと思って、適度なコンディションで、可能性を広げていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。