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開運への導き~「誰もが美しいものを持っているという話」

おはようございます。
開運セラピストのゆーみんです。


🍀今日は八木重吉さんの詩をご紹介します。


どんな人間であっても、心の奥底には「美しいものが必ずある」ということを思い出させてくれる、美しい詩です。


『美しいもの』
わたしみづからのなかでもいい
わたしの外のせかいでもいい
どこかに「ほんとうに 美しいもの」はないのか
それが敵であっても かまわない
及びがたくてもよい
ただ 在るといふことが分かりさえすれば
ああ、ひさしくも これを追ふにつかれた こころ

大正から昭和初期にかけて活躍した詩人 八木重吉は、キリスト教信仰を通して得た深遠な世界を、多くの作品として残しました。


結核により30歳の若さで亡くなりますが、その美しく純粋な世界は、私たちの心に深いものを感じさせてくれます。


この詩に謳われているのは、人間の本質ともいえる世界で、それと同じく求めても中々たどり着けない、苦悩も読み取ることが出来ます。


皆さんも、アメリカの心理学者アブラハム・マズローの「欲求の五段階」をご存じの方も多いでしょう。


人間の欲求には「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」
等がありますが、この詩は、人間の理想とされる「自己実現欲求」の世界を表しています。


自己実現欲求というと、他人の事は顧みず自分の成功や、理想を追い求めて実現させていくイメージがありますが、本当はそうではありません。


マズローの考え方の根底にあるのは、他の人と共に喜び、他の人に貢献しながら、自分の本心が満足する生き方を追い求めていく事です。


そして、私たちの本心が満足するのは、物質的豊かさや社会的地位、名誉を手に入れたり、他人からの称賛を浴びたりする時ではないのです。


それらは時が経てば、いつかは失われていきます。
そうではなくて、そういう俗世に身を置きながら、心の奥底に意識を向けていく事が大事なのです。


何度も繰り返しますが、どんな人であっても、心の奥底には消える事のない「ほんとうに美しいもの」が存在し、その世界に至った時に、心の満足が得られるようになるのです。


時に得られなくて困惑する時にも、人間の成長を促す大事な気づきになるのかもしれません。


自分の心の奥底の「本心」と対話してみましょう。
自分の心に素直に問いかけた時に、きっと想像以上の「美しいもの」と出会えるはずです。


今日も応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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