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人間は、忘れる動物ですが、これは実に便利な能力であると、精神科医の斉藤茂太氏は仰っています。

何故なら、イヤなことがあっても、翌日には忘れられるからです。

腹立たしいことがあっても、いつまでも覚えているものでもありません。

年をとると、だんだん物忘れにも拍車がかかるが、これがまたすばらしいメカニズムなのだそうだ。

辛いことや嫌な事をいつまでも覚えていたとしたら、毎日が憂鬱な気持ちになってしまうでしょう。

忘れてしまう能力があるから、私たちは前を向いて、悲しみを乗り越え、強く生きる事ができるのです。

その一例として、激しい夫婦喧嘩をした1組のご夫婦の話を紹介しましょう。

その奥さんは、毎日日記をつけている人だったそうです。

でも、あまりの腹立たしさに、この事は書かなくでも一生忘れる事はないと思い、日記にその日の事を書かなかっだそうです。

その数年後、その奥さんは、何故あの時に大喧嘩になったのか、その原因をどうしても思い出せないというのです。

もし、書き溜めて、いつまでも覚えていたら、その時の気持ちをいつまでも引きずってしまった事でしょう。

あまりの辛さに、記憶を隠蔽してしまったのかもしれません。

この事から見ても、忘れるという事は、私達が生きていく上で、とても有難く、便利なものであると言えます。

人は人生の後半を、嫌な事はさっさと忘れ、楽しい思い出だけをいつまでも覚えているという、とても優れた知恵を持っています。

神様がくれたこの素敵な能力に感謝すべきかもしれませんね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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