こんにゃくグミ製作ストーリーその1

前回のブログではざっくりお話ししたこんにゃくグミの製作についてもうちょっと詳しく書こうと思います!

こんにゃくグミYUMPICKができるまで。を先に読む↓

前回自己紹介した通り僕は農家。
料理も好きだし、アウトドアも好きだし、割と何でもできちゃう器用な方。
それでも流石にグミは作った事がなくて。

前回のnoteでも書いたようにそれはそれは何度も失敗を繰り返しました。
何が正解かもよくわからず失敗していたのかもしれませんが。

とりあえずグミの元となるこんにゃく、玉こんにゃくを作り
そこへ味をつけて乾燥させるというのが
僕の作戦。

しかしそんなにうまく行くはずもなく、
問題や課題が出てきました。

あ、先に言っておきますが、僕は何でも自分でやってみないと気が済まないタイプの人間です。誰かに聞くよりもまず自分でやってみるが僕のやり方。
それって、、遠回りじゃない?という言葉が聞こえてきそうですが、それが僕なのでその言葉はそっと胸にしまっておいてください。

まず第一の問題は
こんにゃくを乾燥させた時の硬さ調整
単にこんにゃくを作って乾燥させてだけだとカッピカピのガッチガチ。
乾燥後ある程度の保水性を保つ必要がありそれは通常のこんにゃくでは水分が飛びすぎてしまうという問題点が浮上。
通常のこんにゃく粉+水での製法ではこんにゃくグミを作れないということがわかりました。

このゼリー状のものを乾燥すると・・・
こうなります!

そして第二の問題
果汁の剪定(味付け)
とりあえず簡単に手に入るもので濃縮還元ジュースを使って試作をしました。しかしこれではどうしてもこんにゃくの中まで味が染み込みません。
濃縮還元ジュースよりも濃い味を探さなければいけないということがわかってきました。

そんな時、知人を通じて紹介して頂いたこんにゃくを長年研究している方に、こんにゃくにトレハロースを混ぜてみてはどうか?といったアドバイスをいただきました。トレハロースについて調べたところどうやら高い保水性があり、離水しづらくしてくれるようです。
ところが何度も何度も作っても結果は通常のこんにゃくと変わらず乾燥後はカッチカチのガッチガチ。散々なものでした。

果汁に関しては、ウェルチなどの濃厚系ジュースで試作を進めていました。
ところがこちらも、熱を加えるとあまり通常のジュースと変わりない感じがしてイマイチな結果となってしました。

なかなか思い通りにならずに歯痒い試験結果ばかりが溜まっていきます。
毎日24時間考えて数時間後には結果が出てくる。
徐々に手札が無くなってくる、アイデアも1週間に1個出れば良い感じくらいになってきた。どうしよう。
とはいえ何かあるはず!と気持ちを切り替えひたすら前に進むのが僕の長所。
何だかよくわからない試作を家族に食べてもらいながら試行錯誤は続きます、、



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